マーケット・プレディクション(5/7〜 5/11)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 79.00 〜 82.00
ユーロ/円 ・・・ 101.00 〜 106.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 83.00
ユーロ/ドル・・・ 1.260 〜 1.3200
円買い圧力が強まり、今週はどこまでドル安が進むかを確認する展開が予想されます。
先週末の米雇用統計では、失業率は0.1ポイント改善し8.1に低下したものの、非農業部門雇用者数が市場予想を
大きく下回ったことでドル円は再び80円の大台を割り込み79円81銭まで下落しています。
さらに今朝早い時間に、フランスの大統領選の結果が伝わり、サルコジ氏が敗れたため、ユーロ売りが加速。
「リスク回避」の流れから円が買われ、一時79円65銭まで下落しています。
ユーロや豪ドルに対しては「ドル高」が進んでいますが、そのドルに対しても円が強含んでおり、円の全面高です。
典型的な「リスク回避」の流れになっていると見られます。
円を取り巻く状況は今年の1月に近い状況になってきているように感じます。
米景気拡大にややブレイキがかかり、NYダウは下落傾向で長期債は買われ、米金利は低下しています。
一方ユーロについてもスペインの債務問題の再燃に加え、フランスでは17年ぶりの社会党政権の誕生となるため、これまでの
緊縮財政一辺倒の政策が見直される可能性が出てきたことでユーロが売りこまれています。
ギリシャの総選挙でも同様なことが起きています。
緊縮財政に反対の政党が支持を集め、緊縮財政を推進した2大政党が得票率を下げています。
ギリシャについては財政再建が計画通りに進んでいるのかどうかを、IMFやEUから厳しくチェックされており、
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、EUとIMFはギリシャに対し、「緊縮プログラムを忠実に実行する必要がある」
と、警告したと報じています。
このように欧州では債務問題が再び蒸し返されそうな状況で、ユーロは今年1月に記録した対ドルの1.26台、対円では79円台に
向かっているのかどうか注目されています。
個人的には、今回の選挙結果がこれまでの緊縮財政路線を大きく変更することには繋がらないと考えています。
今朝大きく窓を開けて下落して始まったユ−ロは、1.30を割り込んだことでユーロ売りが優勢な状態にはなっていますが、
1月の水準には届かないのではないかと予想しています。
安全網の拡充とドイツの景気が予想以上に好調なことがその理由です。
ドル円もドルの底値を試しそうです。
80−84円のレンジがしばらく続いた後、米景気の拡大傾向が鈍化したことを手がかりに、ドル売りが優勢な状況になり、
新しいレンジを形成しそうです。
重要なポイントは「52週移動平均線」のある、78円77銭です。
この水準を明確に下回ると市場は「ドルは再び下落する」との判断に傾きやすく、これまでドル上昇を期待していたドルロングの
「損切り」も入り、下落し易いと思われます。
個人的にはこの水準を割り込むまではドル反転の可能性は消えないと考えています。
今週はそんな相場観を修正しなければならなのかどうかが確認されそうです。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/7 (月)
豪 豪3月小売売上高
豪 豪3月住宅建設許可件数
英 ロンドン市場休場(バンクホリデー)
米 3月消費者信用残高
加 カナダ3月住宅建設許可
- 5/8 (火)
豪 豪3月貿易収支
独 独3月鉱工業生産
欧 ドラギ・ECB総裁講演
加 カナダ4月住宅着工件数
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 5/9 (水)
日 3月景気動向指数(速報値)
独 独3月貿易収支
独 ワイトマン・独連銀総裁講演
独 ジョイブレ・独財務相講演
英 BOE金融政策員会(10日まで)
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 5/10 (木)
豪 豪3月雇用統計
日 3月経常収支
日 3月貿易収支
日 4月景気ウオッチャー調査
中 中国4月貿易収支
欧 ECB月例報告
英 BOE政策金利発表
英 英3月鉱工業生産
米 新規失業保険申請件数
米 3月貿易収支
米 バーナンキFRB議長講演
米 ゼーリック世銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
- 5/11(金)
日 4月マネーストック
中 中国4月生産者物価指数
中 中国4月消費者物価指数
中 中国4月鉱工業生産
中 中国4月小売売上高
独 独4月消費者物価指数(改定値)
英 英4月生産者物価指数
米 4月生産者物価指数
米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
加 カナダ4月失業率
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