マーケット・プレディクション(5/28〜 6/1)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 79.00 〜 80.80
ユーロ/円 ・・・ 97.00 〜 102.00
豪ドル/円 ・・・ 76.00 〜 80.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2300 〜 1.2900
先週のドル円は一旦80円台に乗せる場面はありましたが、週末にかけては再び79円半ばを目指す動きとなり
基本的には79円ー80円のレンジでした。
ドル円ではそれ程大きな動きは予想しにくいものの、ユーロ円では円高が大きく進んでいます。
リスク回避の流れが続いていることから、ドルと円が買われ易く、ユーロドルでは大幅なドル高ユーロ安、ドル円では
緩やかなドル安円高に振れていることでユーロ円の大幅下落に繋がっています。
6月17日に「再選挙」が行われることになっているギリシャでは、緊縮財政に反対する「急進左派連合」が国民の
支持を受け、その結果財政規律の遵守を要求するドイツなどと相入れないとの見方から、「ユーロ圏からの離脱」への
連想に繋がり、これがユーロ下落も根底になっています。
ところが週明けに届いた最新の報道によれば、ギリシャの世論調査で同国向け支援合意を支持する政党の優位が示され、
ギリシャがユーロ圏離脱に追い込まれる懸念が和らいだとの見方からユーロドルが1.26台まで反発しました。
ユーロ離脱を望まない国民が、仮に離脱した場合の混乱を意識し始めた結果、緊縮財政反対だけではだめだと歩み寄ってきた
ものと観られます。
もっとも、これだけで17日再選挙で、緊縮財政を支持する政党が躍進するのかどうかはまだ分かりません。
従って、ユーロドルも依然上値の展開が予想されます。
先週末に発表になった投機筋のユーロ売りポジションはさらに膨らんでいました。
売り持ち枚数はネットで19万3000枚と、先週記録したこれまでの過去最高の売り持ち枚数を更新しました。
この状況を映し出すように、先週末のNY市場でユーロドルは一時、1.25台を割り込んでいます。
投機筋は欧州の混乱がさらに続くと予想していることになります。
今週は引き続きユーロ圏に関するニュースに翻弄される展開が続きそうですが、これに加えて週末には米5月の雇用統計が
発表されます。
今回の同指数はこれまでにも増して注目度が高いと言えます。
3月、4月と2カ月続けて市場予想を大幅に下回った同指数でしたが、今回は15万〜15.5万人の増加が予想されています。
今回も予想を下回るようなことになると、6月17日に予定されているFOMCでの「QE3」実施の可能性が俄然高まってきます。
逆に予想を上回れば、3月、4月の雇用者数の増加傾向の鈍化が一時的な現象だったとの見方も出てきて、ドル買い材料となります。
ただどちらにしてもユーロドルにとっては欧州問題と米雇用の増大は下落要因となり、どこまでユーロドルが下落するのか
注意が必要です。
ドル円は79−80円中心の動きからどちらも抜けにくい展開が予想されます。
79円が底堅いことは確認された様に思いますが、上値も80円台前半が重くなっています。
今週は週末の米雇用統計の結果で上下どちらか抜けるのではないかと考えています。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/28 (月)
豪 スティーブンス・RBA総裁講演
日 日銀金融政策決定会合議事要旨(4/27日分)
米 NY市場休場(メモリアルデー)
- 5/29 (火)
日 4月失業率
独 独5月消費者物価指数(速報値)
欧 スペイン1−4月財政収支
欧 バローゾ・欧州委員長講演
米 3月ケース・シラー住宅価格指数
米 5月消費者信頼感指数
- 5/30 (水)
豪 豪4月小売売上高
欧 ユーロ圏5月消費者信頼感(確報値)
欧 ドラギ・ECB総裁講演
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 4月中古住宅販売成約
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
- 5/31 (木)
豪 豪4月住宅建設許可件数
日 5月鉱工業生産
欧 ユーロ圏5月消費者物価指数
独 独5月失業率
欧 レーン欧州委員、バローゾ・欧州委員長、モンティ伊首相講演
米 5月ADP雇用者数
米 1−3月GDP(改定値)
米 新規失業保険申請件数
米 5月シカゴ購買部協会景気指数
米 4月個人所得
米 4月個人支出
米 4月PCEコア・デフレーター
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
- 6/1(金)
中 中国5月製造業PMI
独 独5月製造業PMI(確報値)
欧 ユーロ圏5月製造業景気指数
欧 ユーロ圏4月失業率
欧 ユーロ圏5月製造業PMI(確報値)
欧 イタリア1−5月財政収支
欧 レーン欧州委員講演
欧 ファンロンパイEU大統領講演
英 英5月製造業PMI
米 5月雇用統計
米 5月ISM製造業景況指数
加 カナダ3月GDP
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