マーケット・プレディクション(6/18〜 6/22)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 77.00 〜 80.50
ユーロ/円 ・・・ 96.00 〜 102.00
豪ドル/円 ・・・ 77.00 〜 82,00
ユーロ/ドル・・・ 1.2300 〜 1.2900
先週のドル円はほぼ「無風状態」で、週末前までは79円前半から後半の狭い範囲で推移していましたが、
金曜日アジア時間には日銀金融決定会合で追加緩和が見送られたことをきっかけに円買いが進み、79円台を
割り込んでいます。
「ユーロドル」でユーロ買い戻しの流れが優勢となり「ドル安」に進んだことも「円買いドル売」りを誘ったものと
思われます。
海外市場では軟調な米経済指標の結果を受け、78円63銭までドル安が進んで越週しました。
週明け18日の早朝には、ギリシャの選挙結果が伝えられ、緊縮財政推進派の新民主主義党(ND)が勝利し、
連立政権を樹立できる見通しが立ったことでユーロが急速に買われ、安全通貨の円が売られ、その結果ユーロ円は
100円台後半まで反発しています。
ギリシャのユーロ圏からの離脱という「最悪のシナリオ」が避けられたことで、ユーロ買い戻しが優勢となっていますが
ギリシャの財政再建への道は正にこれからということを考えると、ようやく「入口に立った」という段階です。
スペインの銀行の不良債権問題などユーロを取りまく環境は依然不透明というほかありません。
投機筋のユーロ売り持ちポジションも先週発表分は、その前の週からさすがに減少していましたが、依然高水準であることには
変わりません。
週明けの欧州市場でギリシャ選挙結果を受け「どの程度ユーロ買い戻しが本格化するか」という点も多いに注目されます。
さらに、ギリシャ国民の良識ある選択を得て、ドイツなどEUがこれまでの慎重姿勢をどの程度軟化させて来るかも注目されます。
フランスなど「緊縮財政一本やりではなく、成長戦略も必要」といった勢力の行方も気になります。
その意味で、本日から始まるメキシコでのG20や、ユーロ圏財務相会合、あるいはEU財務相会合での討議内容にも
注意が必要です。
気になるのは22日(金曜日)には、メルケル・独首相、オランド・仏大統領、さらにラホイ・スペイン首相が揃って
イタリアを訪問します。
今のところ訪問目的は明らかにされていませんが、ユーロ圏4首脳が一堂に会することから、重要事項が話合われる
可能性もあります。
今週のユーロドルは乱高下しそうです。
本格的な買い戻しが入れば1.28−1.29辺りまでの上昇もありそうです。
一方今週入札を控えているスペインで、入札が不調に終わると再び1.25割れを試す場面もあるかもしれません。
また19日からはFOMCがあり、こちらは市場の予想通り「QE3」は見送られる公算が高いと予想しています。
米株式市場も一時ほどの悲観論が後退し、株価も戻し気味であることや、米長期金利にも下げ止まり感がでていることが
その背景です。
ドル円は引き続きユーロ円などクロス円の行方に左右させられる相場展開かと思います。
80円台を回復しない限りはドルの底入れ感はでてきません。
■ 今週の注目材料 ■
- 6/18 (月)
日 6月金融経済月報
米 6月NAHB住宅市場価格
米 G20(メキシコ、19日まで)
- 6/19 (火)
日 景気動向指数(改定値)
豪 RBA議事録
独 独6月ZEW景況指数
欧 ユーロ圏6月ZEW景況指数
欧 スペイン国債入札
欧 ギリシャ短期債入札
英 英5月消費者物価指数
米 5月住宅着工件数
米 5月建設許可件数
- 6/20 (水)
日 5月貿易統計
日 日銀金融決定会合議事録要旨(5/22.23日分)
独 独5月生産者物価指数
欧 6月ユーロ圏景気総合指数(速報)
英 英5月失業率
英 BOE議事録
米 FOMC
米 バーナンキ議長記者会見
- 6/21 (木)
独 独6月製造業PMI
独 独6月サービス業PMI
欧 ユーロ圏6月製造業PMI
欧 ユーロ圏6月サービス業PMI
欧 6月ユーロ圏消費者信頼感指数
欧 ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)
欧 スペイン長期国債入札
英 英5月小売売上高
米 新規失業保険申請件数
米 6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
米 5月中古住宅販売
米 4月住宅価格指数
米 5月景気先行総合指数
加 カナダ4月小売売上高
- 6/22(金)
中 中国5月景気先行指数
独 独6月ifo景況感指数
欧 ギリシャ4月経常収支
欧 EU財務相会合(ルクセンブルク)
欧 メルケル・独首相、オランド・仏大統領、ラホイ・スペイン首相 ローマ訪問
加 カナダ5月消費者物価指数
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