マーケット・プレディクション(8/11〜8/15)
先週後半からドルが強含んできました。特に、対ユーロではわずか3ヶ月強で1000ポイント
以上、1.6台から1.49までドル高・ユーロ安が進んできました。
これは、ユーロ圏全体に景気先行きに黄色信号が点滅しだしたことが主因です。
これまでユーロ圏経済を牽引してきたドイツ経済がさすがに息切れしてきたようです。
先週末発表されたイタリアのGDPも前期比マイナス0.3%とユーロ圏内の景気低迷が
徐々に目立ちだしてきました。
個人的にはECBが年内に追加利上げに踏み切ると観ていましたが、このままの状況が
続くとさすがに利上げは難しくなってきそうです。
ドル/円も先週のNYでは110円39銭までドル高が進みました。
今年一月以来の円安レベルということで、本邦からのドル売りが相当出た様子でしたが
それらを買ったのがヘッジファンドを含めたシカゴ筋ということになろうか。
事実シカゴ先物の通貨建て玉でもドル買い円売りのポジションが積み上がってきています。
同時に、NYマーカンタイルでの原油先物では売り立てが増えてきており、原油から通貨への
資金シフトが鮮明になってきています。
ただ、ドル高がこのまま一方通行に進むかといえば、そうとも言えないと思います。
3月の95円台から既に15円近くドル安修正が進んでいることを考えると今年の「ドル最安値」
は決定的ではあるが、サブプライムローン問題はまだ終わっていません。
住宅価格下落に始まった「負の連鎖」は終わっていません。
今週は13日水曜日に日本のGDP速報値が発表されます。これまでと異なり注目度はかなり高い
ようです。市場ではマイナス成長を予想する声が多いようですが、先週からの円安のきっかけ
になった「日本経済の弱さ」が確認されるようだと、もう一段のドル高、レベルで言えば
111円〜112円程度のドル高/円安も考えられます。
米経済の弱さから日欧の経済の弱さへ市場の目がシフトして来ているようです。
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 108円 〜 111円
ユーロ/円 ・・・ 163円 〜 167円
ユーロ/ドル・・・ 1.4800 〜 1.5200
■ 今週の注目材料 ■
- 8/11
- 米 6月貿易収支
- 米 7月財政収支
- 8/12
- 欧 UBS4−6月期決算発表
- 米 6月貿易収支
- 米 7月財政収支
- 8/13
- 日 4−6月期GDP速報値
- 欧 ユーロ圏6月鉱工業生産
- 米 7月小売売上高
- 8/14
- 欧 独第二四半期GDP速報値
- 欧 ECB月例報告
- 欧 4−6月期ユーロ圏GDP速報値
- 米 7月消費者物価指数
- 8/15
- 米 NY連銀製造業景気指数
- 米 7月鉱工業生産
- 米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。 |