マーケット・プレディクション(7/9〜 7/13)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 79.00 〜 81.00
ユーロ/円 ・・・ 95.00 〜 101.00
豪ドル/円 ・・・ 78.00 〜 82,00
ユーロ/ドル・・・ 1.200 〜 1.2500
先週「EUサミット」での合意を背景に、一見落ち着きを取り戻したかに見えたユーロでしたが、ECBの0.25%の
利下げをきっかけにユーロが全面安の展開となり、約2カ月振りに1.22台半ばまでユーロ安が進行しました。
市場参加者も改めて「ユーロの下落はまだ終わっていない」との印象を強くした週でした。
特に先週末のNY市場では米雇用統計で、雇用が予想ほど伸びなかったことから「ドル売り材料」だったにも関わらず
ユーロドルは下落しています。
1ヵ月前に記録した1.22台後半の水準を割り込み、1.2260まで下落し、市場のユーロ売りは止まりません。
これまで幾度となくEU首脳会議が開催し、夜を徹して議論されてきた欧州危機回避への処方箋は結局、何も
効果はなく、むしろユーロの水準を考えれば「状況は悪化している」とさえ捉えることができます。
上値の重い展開の続くユーロは「一進一退」ではなく、「一進二退」を繰り反しています。
そのため投機筋のユーロショートのポジションはなかなか減りません。
ユーロ圏財務相会合があろうが、EU首脳会合があろうが、ユーロの反発は一時的なもの、といった相場観を堅持して
いるように思えます。
今週も本日からユーロ圏財務相会合が開かれますが、ユーロドルの1.20割れ、ユーロ円の95円割れがあるのかどうか
注目されます。
今週は週央から日銀金融政策決定会合が開催されます。
先週のECBの利下げに呼応するかのように、BOEと中国人民銀行も緩和に踏み切り、いわば「追加緩和競争」が
スタートした感もあります。
注目は日銀が何らかの緩和策に踏み切るかどうかです。
今月末にはFOMCがあり、緩和策が議論されることから、日銀がFRBよりも先に動くことはないといった見方が優勢です。
仮に追加緩和に踏み切れば円が売られ易い状況からドル高が進むことになりますが、可能性は低いと思われます。
ドル円は79円半ば〜80円前半のレンジが抜けません。
値動きが少なく、明確な方向感が見えないことから投機筋のポジションも、ショートに偏っても、ロングンに偏っても
大きく積み上がることがないのが最近の特徴です。
ユーロは値が飛びやすいのに円は小動きである理由の一つになっています。
週後半には中国の4−6月期GDPが発表され、これも今週の注目材料の一つです。
市場のコンセンサスは7.8%という予想がでていますが、「8%成長」を掲げる中国が景気減速に本格的に入ったのか
どうかを占う上で重要です。
7.8%そのものは「高成長」ですが、労働人口の増加が続く中国では8%成長を持続しないと失業率が増えると言われて
います。
8%を上回る成長が見られれば、世界の株価が上昇しやや「リスクオン」に振れる予想できます。
また中国の高成長が世界経済をけん引しているのも事実で、どの程度の成長が続いているの注目されます。
■ 今週の注目材料 ■
- 7/9 (月)
日 6月景気ウォッチャー調査
中 中国6月消費者物価指数
中 中国6月生産者物価指数
独 独5月貿易統計
欧 独6月卸売物価指数(12日までに発表)
欧 ユーロ圏財務相会合(ブリュセル)
欧 ドラギ・ECB総裁、欧州議会で証言
米 5月消費者信用残高
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 7/10 (火)
日 6月マネーストック
中 中国6月貿易収支
欧 EU財務相会合(ブリュッセル)
欧 ビーニスマギ・前ECB理事講演
英 英5月鉱工業生産
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
加 カナダ6月住宅着工件数
- 7/11 (水)
豪 ロウ・RBA副総裁講演
豪 豪7月ウエストパック消費者信頼感
中 中国 外貨準備高
中 中国6月マネーサプライ
独 独6月消費者物価指数(確定値)
欧 ラホイ・スペイン首相議会で施策方針
米 5月貿易収支
米 FOMC議事録(6/19,20日分)
- 7/12 (木)
豪 豪6月雇用統計
豪 ロウ・RBA副総裁講演
日 日銀金融政策会合
日 白川日銀総裁講演
欧 ユーロ圏5月鉱工業生産
欧 ECB月例報告
欧 イタリア短期国債入札
米 6月財政収支
米 新規失業保険申請件数
米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 7/13(金)
日 5月鉱工業生産(確報値)
中 中国4−6月GDP
中 中国6月小売売上高
米 6月生産者物価指数
米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 企業決算 → JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
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