マーケット・プレディクション(7/23〜 7/27)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 77.00 〜 80.00
ユーロ/円 ・・・ 92.00 〜 98.00
豪ドル/円 ・・・ 78.00 〜 81,00
ユーロ/ドル・・・ 1.1800 〜 1.2400
先週は米経済指標の悪化傾向を手掛かりにドル円ではドル売り円買いが進み、79−80円のレンジが下抜け
しました。
米長期金利の低下もあり、ドル円は78円42銭まで売られましたが、それでも積極的に手掛ける向きは少なく、
ユーロ主体の市場は変わっていません。
先週末のNY市場ではユーロドルが直近の安値を割り込み1.21台なかばまで下落し、週明けのオセアニア市場では
1.21割れ目前の水準までユーロ安が進行しています。
スペインの財政、金融問題に加え、同国の地方政府の財政問題も深刻化し、スペイン問題は新たな段階に入った印象があります。
スペインではバレンシア州に加え、カタルーニャ州も中央政府に支援を要請するとの報道に、同国の国債が売られ10年債
利回りは危険水域を大きく超える、7.3%台まで上昇しました。
この水準は、ユーロ導入以来最も高い水準で、スペイン政府にとって資金調達コストが今後大幅に上昇し、場合によっては
調達できないリスクもでてくる可能性があるということになります。
また、最近話題に上らないギリシャも危機が去ったわけではなく、小康状態が続いています。
EU、IMFなどのトロイカはギリシャが約束通り財政赤字削減計画を実施できるかどうかに注目しており、仮に
計画通りに進んでいないとすると次回の資金支援で再び紛糾する可能性が出てきます。
この点に関して、ドイツのレスラー副首相は、「ギリシャがこれらの条件を満たさない場合は、これ以上の支援はありえない」と
警告しています。
ギリシャがユーロ圏から離脱する可能性は依然としてくすぶっていると考えておくべきでしょう。
このように考えますと欧州の危機は収まるどころか、スペインへの懸念がさらに拡大しそうな状況です。
ユーロドルは週明けのオセアニア市場で一時1.21割れ目前まで売られ、今週にも1.20を試しそうな
気配です。
ユーロ円も94円台半ばまでユーロ安が進み、節目と観られていた95円を割り込んでいます。
そのため投機筋のユーロ売りポジションは一向に減らず、先週火曜日(17日)時点での売り持ち枚数は
16万7千枚と依然高水準です。
今週もユーロを中心とした動きになりそうです。
特に注目しなければならなのは、スペインの国債利回りです。
さらに上昇して7.5%を超えるようだとユーロの売り圧力が高まり1.20割れを試すのではないかと
予想します。
ユーロ安が一段と進めば「リスク回避」の流れが加速し、ドル円では円が買われ易い状況になり、週明けの月曜日は
約1ヵ月半ぶりに78円台前半まで円高ドル安に振れています。
ユーロ安が続くと言う前提にたてば、今週は78円台割れが観られそうです。
そして、政府日銀による介入水準を探る展開になるのではないでしょうか。
77円台半ばではその可能性が非常に高まると予想しています。
■ 今週の注目材料 ■
- 7/23 (月)
豪 豪第2四半期生産者物価指数
欧 ユーロ圏7月消費者信頼感
欧 モンティイタリア首相、ロシア訪問プーチン大統領と会談
- 7/24 (火)
豪 スティーブンス・RBA総裁講演
独 独7月製造業PMI(速報値)
独 独7月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏7月総合景気指数(速報値)
欧 スペイン短期債入札
欧 ラスキン・FRB理事講演
米 5月住宅価格指数
加 カナダ5月小売売上高
- 7/25 (水)
豪 豪第2四半期消費者物価指数
日 6月貿易統計
独 独7月ifo景況感指数
英 英4−6月期GDP(速報値)
米 6月新築住宅販売件数
- 7/26 (木)
独 独8月GFK景況指数
欧 ユーロ圏6月マネーサプライ
米 6月耐久財受注
米 新規失業保険申請件数
米 6月中古住宅販売成約
米 ガイトナー財務長官、上院で議会証言
- 7/27(金)
日 6月消費者物価指数
独 独7月消費者物価指数(速報値)
米 7月カンザスシティー連銀製造業活動
米 4−6月期GDP(速報値)
米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
加
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