マーケット・プレディクション(7/30〜 8/3)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 77.00 〜 80.00
ユーロ/円 ・・・ 93.00 〜 98.00
豪ドル/円 ・・・ 79.00 〜 83.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2000 〜 1.2500
先週はユーロドルが大きな値幅を伴って動き、それに連動する形でユーロ円も値幅を広げました。
週央にはスペイン国債の長期債利回りが7.7%まで上昇したことを手掛かりに、1.20台半ばまで
ユーロ売りが加速しましたが、心理的な節目であり、さらに大台でもある1.20割れは避けることができました。
その後、ECBのノボトニー理事発言や、翌日のドラギ総裁の「ユーロ存続のためいかなる措置をも取る」
といった発言から、さらには休暇中と観られていたメルケル独首相とオランド仏大統領も電話で協議を行い、
「通貨ユーロを守るため、あらゆる措置を取る」表明し、ショート筋のユーロ買い戻しを誘い、ユーロドルは
1.2390まで反発しました。
欧州危機がスペイン国債の利回り急騰で一気に危機感が増し、ユーロ圏首脳の「総出演」に繋がったものと思われます。
ユーロがこのまま大幅に反発するとは思えないいものの、市場はユ−ロ圏首脳の「ユーロ防衛発言」にユーロを
売りにくくなった雰囲気にやや傾いており、ECBの次の行動に注目しています。
今週木曜日にはECB理事会が開催されるため、先週のドラギ発言を考慮すれば「何らかの対応策を打ち出してくる」
と見られることから、ひとまずは理事会の結果待ちの状況です。
ECBとしても、これまでのように「時間稼ぎ」だけでは市場を納得させることはできず、実効性のある対策が
求められます。
今週はECBだけではなく、その前に米FOMCも開催されます
先週末の4−6月期GDPが事前予想を上回ったとは言え、1.5%までに鈍化したことで、FRBがいよいよ「追加緩和」に
動く可能性が高まってきました。
切り札である「追加緩和」のカードを切るには、今週末の雇用統計と、できれば8月のそれも見極めたいと思われることから
今回直ちに「追加緩和」に踏み切ることはないと考えますが、米経済指標の悪化という「外堀り」は徐々に埋められてきており、
FRBにとっても動かざるを得ない状況が近づいていると思います。
ドル円は80円台がやや遠くなっているだけではなく、79円台も重い状況です。
今週予定されている欧米の金融政策の変更でも、ドル円で円が大幅に下落する可能性は少ないと考えます。
FRBのよる追加緩和実施の切り札は、常に円買いへの警戒感を植え付け、ドルの上値を抑える役割を果たしています。
従って、追加緩和を実施するまではドル高抑止力がかかっているものと思われます。
一方ECBによるユーロ防衛策が実施されても「基本的にはドル売り」材料のため、ドル円では円高に振れる可能性も
あります。
ユーロ高ドル安が進み、ユ−ロ円が上昇することで円売りが加速する可能性がないとは言えませんが、円が強含む可能性の方が
高いと言えるでしょう。
今週もやはり先週同様、ドルの底値を試し、日銀の介入水準が意識される展開が予想されます。
■ 今週の注目材料 ■
- 7/30 (月)
日 6月鉱工業生産
欧 スペイン4−6月期GDP
欧 ユーロ圏7月消費者信頼感(確報)
- 7/31 (火)
豪 豪6月住宅建設許可件数
日 6月失業率
独 独7月雇用統計
欧 7月ユーロ圏消費者物価指数(速報値)
欧 6月ユーロ圏失業率
欧 スペイン6月財政収支
米 FOMC(8/1まで)
米 6月個人所得
米 6月個人支出
米 6月PCE・コアデフレーター
米 5月ケース・シラー住宅価格指数
米 7月シカゴ購買部協会景気指数
米 7月消費者信頼感指数
米 ガイトナー財務長官講演
加 カナダ5月GDP
- 8/1 (水)
豪 豪第2四半期住宅価格指数
中 中国7月製造業PMI
中 中国HSBC7月製造業PMI(改訂値)
欧 ユーロ圏7月製造業PMI(確報値)
欧 イタリア7月財政収支
英 英7月製造業PMI
米 バーナンキ議長記者会見
米 7月ADP雇用者数
米 7月ISM製造業景況指数
- 8/2 (木)
豪 豪6月貿易収支
豪 豪6月小売売上高
日 マネタリーベース
欧 ユーロ圏6月生産者物価指数
欧 スペイン長期国債入札
英 BOE政策金利発表
欧 ECB政策金利
欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
欧 ラホイ・スペイン首相、モンティ・イタリア首相と会談
米 新規失業保険申請件数
- 8/3(金)
中 中国7月サービス業PMI
独 独7月サービス業PMI(確報値)
欧 ユーロ圏7月総合景気指数
欧 ユーロ圏6月小売売上高
英 英7月サービス業PMI
米 7月雇用統計
米 7月ISM非製造業景況指数
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