今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/20〜 8/24)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 78.00 〜 80.80
ユーロ/円 ・・・ 95.00 〜 99.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 84.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2100 〜 1.2600





先週のドル円は米経済指標の回復を材料にドル高円安が進み、約1ヵ月振りに79円台半ばの水準まで


円が売られました。


一時は78円台を割り込む場面もあり「75円台を目指す」といった相場観にも違和感を覚えない況も


ありましたが、市場のセンチメントは徐々に変化してきました。


昨年、一昨年がともに「円高の夏」であったことも、相場観を円高方向に誘因した背景だったのかもしれません。





ただ、円が売られたと言っても依然として79円台ですから、驚くほど円安に振れたわけではなく、「75円台が


遠のいた」といった程度かと思います。


米経済指標が「予想外」の好転を見せたことが主因ですが、きっかけは8月3日の「雇用統計」だったとも


言えそうです。


市場予想の倍の雇用増加でややサプライズでした。それでも、この数字は、それまで3ヵ月悪化していた反動と観られていましたが、


その後に発表された経済指標も概ね好調だったことで「米景気は悪くない」といった雰囲気がでてきました。





特に7月の小売売高は市場予想を大きく上回り、個人消費は堅調だとの見方から「追加緩和」観測が後退し


ドルが反発するきっかになりました。


また、株式市場が堅調に推移し、それまで債券に流れていた資金が株式に還流し、株高債券安から、米長期金利は


市場最低水準の1.3%台から、1.8%台に急騰したこともドル買いをサポートしたと思われます。





今週も米経済指標に改善傾向が確認されれば80円台を試す展開も考えられますが、それ程重要な指標の発表はありません。


住宅関連の指標が発表されますが、住宅関連の数字は改善傾向が鮮明になっているだけに、それ程のサプライズには


至らないと思われます。


住宅指標だけでドル円を80円台の押し上げるのは難しそうです。





そうなるとはやり注目されるのは米金利の動向です。


先週までの様に債券相場が崩れ、長期金利がさらに上昇するようならドルのサポート材料になりますが、


このまま株価が上昇し、債券が売られるかどうかは意見の分かれるところです。


78円台割れはひとまず避けられたものの、これまでのレンジを1円程度上方に押し上げられたと見らえますが、


トレンドが転換したとは見られません。


79円台でのもみ合いが続き、79円割れが難しいい状況になれば、「週足」の「MACD」がゼロの軸を上回ってくる


ものと思われ、場合によってはトレンドの展開が確認できるかもしれません。


それには少なくとも9月相場の行方を確認しないと判断できないと思います。






■ 今週の注目材料 ■



8/20 (月)

  • 日   6月景気動向指数(改定値)


    8/21 (火)

  • 豪   RBA議事録(8/7日分)
  • 欧   スペイン短期国債入札
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演


    8/22 (水)

  • 日   7月貿易統計
  • 米   FOMC議事録(7/31〜8/1日分)
  • 米   7月中古住宅販売件数
  • 加   カナダ6月小売売上高


    8/23 (木)

  • 中   中国7月景気先行指数
  • 中   中国8月HSBC製造業PMI
  • 独   独4−6月期GDP(確報値)
  • 独   独8月製造業PMI(速報値)
  • 独   独8月非製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月非製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月総合景気指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月消費者信頼感指数(速報値)
  • 欧   メルケル独首相、オランド仏大統領と会談
  • 米   6月住宅価格指数
  • 米   7月新築住宅販売件数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演


    8/24(金)

  • 豪   スティーブンス・RBA総裁議会証言
  • 欧   メルケル独首相、サマラス・ギリシャ首相と会談(ベルリン)
  • 英   英4−6月期GDP(確報値)
  • 米   7月耐久財受注



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。