マーケット・プレディクション(9/17〜 9/21)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 77.00 〜 80.00
ユーロ/円 ・・・ 99.00 〜 104.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 83.50
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3200
ドイツ裁判所によるESM合憲判決、オランダ議会での政権与党の勝利、そして、FOMCでの「QE3」の決定。
これらは全て先週の重要なイベントであり、しかも全てドル安要因でした。
この結果、ドル円は「QE3」決定直後に77円13銭まで円高ドル安が進み、あわや77円割れもあるのかといった水準まで
ドルが売られましたが、その後は介入警戒から78円台までドルが反発して越週しました。。
円よりさらに買われたのがユーロです。
ユーロドルは先週末の海外市場では1.3170まで上昇し、7月24日に記録した1.2052から、ほぼ1100ポイント
上昇したことになります。
ユーロ円も102円台まで買われ、前述の重要イベント以来ユーロの買い戻しが際立っています。
正直、ここまで短期間でユーロが上昇するとは想定外でした。
さらに日本が連休中の17日には、日中関係の緊張から円売りが進み、ドル円は79円台目前、ユーロ円は
103円台まで上昇し、「ドル安、円安」が加速しました。
スペインの国債利回りが低下したことで、欧州危機がやや収束するとの見方からユーロショートの巻き戻しが
活発になっていることが背景で、市場は「リスクオン」の流れに傾いています。
それにしても、ユーロの急速な上昇には「ドラギマジック」と言われ、ドラギECB総裁の手腕が高く評価されています。
ドイツ連銀の反対を押し切って「スペインなどの国債を無制限に購入する」ことを決定したことで、欧州不安が
かなり払拭され、ギリシャ支援などに依然不透明感がある中、ユーロ買い戻しを誘発させたと言えます。
今後はスペインが実際に支援を要請するかどうかが注目されていますが、スペインとしては自力での資金調達のメド
も立ちそうな気配を感じ取ってか、支援要請には躊躇していると伝えられています。
しかし、一方でスペインの銀行からは資金の流出が続き、スペイン中銀によると、7月には260億ユーロ
(約2兆6700億円)の預金が引き上げられたことで、今後スペインの融資余力を減少させ、景気へのさらなる
下落圧力がかかる懸念もありそうです。
ECB,FRBと相次いで追加的な緩和に踏み切ったことで、今週はいよいよ日銀の対応が注目される番です。
市場の予想は「5分5分」ですが、日銀としてはこれまで以上に追加緩和へのプレッシャーを受けることと思います。
追加緩和に踏み切れば、ドル円は79円台に乗せ、場合によっては80円に迫る場面もあるかもしれません。
一方見送られれば、円買いが強まり再び77円台まで円高が進む可能性もありそうです。
■ 今週の注目材料 ■
- 9/17(月)
日 東京市場休場(敬老の日)
欧 ユーロ圏7月貿易収支
米 9月NY連銀製造業景況指数
- 9/18 (火)
豪 RBA議事録(9/4日分)
独 独9月ZEW景況感指数
欧 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
英 英8月消費者信頼感指数
英 英8月消費者物価指数
米 4−6月期経常収支
米 9月NAHB住宅市場指数
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
- 9/19 (水)
日 7月景気動向指数(改定値)
日 日銀金融政策決定会合
日 白川日銀総裁会見
欧 バローゾ・欧州委員長ウェブで講演
英 BOE議事録
米 8月住宅着工件数
米 8月建設許可件数
米 8月中古住宅販売件数
米 フィッシャー・ダラス中銀総裁講演
- 9/20 (木)
日 8月貿易収支
中 中国 9月HSBC製造業PMI
独 独8月生産者物価指数
独 独9月製造業PMI
独 独9月サービス業PMI
欧 ユーロ圏9月製造業PMI
欧 ユーロ圏9月サービス業PMI
欧 9月ユーロ圏総合景気指数(速報値)
欧 9月ユーロ圏消費者信頼感
欧 EU・中国首脳会談
欧 モンティ・伊首相、ラホイ・スペイン首相と会談
英 英8月小売売上高
米 9月フィアデルフィア連銀製造業景況指数
米 新規失業保険申請件数
米 8月景気先行指標総合指数
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 9/21(金)
加 カナダ8月消費者物価指数
欧 リーカネン・フィンランドス中銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
9/15(土)
欧 ユーロ圏財務相会合(キプロス)
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