マーケット・プレディクション(8/18〜8/22)
日米欧を含めた世界各国で景気減速の嵐が吹き荒れています。
とりわけ、日欧は直近の経済成長は「マイナス」という「減速」から「後退」という状況に陥っています。
ものの値段が上がりインフレが進んでいる中での経済成長の悪化は、中央銀行のとれる政策の選択肢を狭めています。
現在直面している混迷は、一年前の「パリバショック」からは始まりました。
BNPパリバ傘下のファンドが資金の凍結を行ったことから、サブプライムローンという
言葉が連日新聞の金融欄に登場し、欧米の主要金融機関を襲いました。
とくに大手米銀はその傷も深く、膨大な損出額計上を余儀なくされ、赤字決算に
追い込まれたことは記憶に新しいところです。
当然、株価は暴落し、景気は低迷することからFRBが大幅な金融緩和を続け、ドル・円が100円を割り95円台に突入しました。
この時点で大量の資金が通貨から原油、穀物、メタルなどへ流れ込み、原油価格を中心に高騰を続け、
生活用品を含めた物価が急速に押し上げられました。
FRBが大量の資金を市場に供給したことがこの流れに拍車をかけたことも否定できません。
この結果、インフレが加速し、個人消費にブレーキがかかり、世界経済の減速へと連鎖して行くことになります。
8月に入ってからは、原油価格が大幅に下落したことで、春以降続いてきた流れに
巻き戻しの動きが見られるようになってきました。
すなわち、原油、穀物、メタルなどを売って通貨ドルを買う動きです。事実、4月に
1000ドル目前まで買われた金は先週末800ドルを下回るところまで売られました。
住宅価格に底入れ感は見えず、依然リスクはあるものの最悪期は脱した米国、一方今後景気後退の指標が出てくる
可能性が高い日欧。
「不美人投票」といわれる中でも米国の「美しさ」が若干上回っているようです。
テクニカルで観るとドル・円の抵抗線は113円50−70あたりに位置しており時間をかけながら試しに行くものと思われます。
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 109円 〜 112円
ユーロ/円 ・・・ 161円 〜 165円
ユーロ/ドル・・・ 1.4500 〜 1.500
■ 今週の注目材料 ■
- 8/18
- 日 日銀金融政策決定会合(19日まで)
- 欧 ユーロ圏6月貿易収支
- 8/19
- 日 日銀金融政策決定会合、政策発表
- 欧 独8月ZEW景況感調査
- 米 7月生産者物価指数
- 米 7月住宅着工件数
- 8/20
- 経済指標の発表はなし。
- 8/21
- 米 8月フィラデルフィア連銀景況指数
- 8/22
- 欧 ユーロ圏6月経常収支
- 米 バーナンキFRB議長が金融市場の安定化について講演
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