今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/8〜 10/12)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 77.00 〜 79.50
ユーロ/円 ・・・ 99.00 〜 104.00
豪ドル/円 ・・・ 78.00 〜 82.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3300





先週のドル円は週末の金曜日までは一貫してドル高円安が進みました。その値幅は約1円強ですが、


特に決定的な円安材料があったわけではなく、米経済指標がやや好転していたことが材料視された


ようです。


見方を変えれば77円台半ばから下値では介入警戒感もあり、9月14日に記録した78円13銭に次ぐ


円高水準を記録して反発した格好になっています。


79円台では実需のドル売りもあり、相場観的には「売り場」の感じもしますが、77円台では居心地が悪く、


78円台半ばを挟んだ水準が居心地がいいのかもしれません。





週末に発表された「9月の米雇用統計」では失業率が先月の8.1%から、0.3%低下して7.8%でした。


これを好感してドル円は78円88銭までドル高に振れたものの、79円台には届かず、週明けのアジア市場では


再び円買いが活発になり78円台前半まで下落しています。





ドル円は連日値幅が少なく、円高、円安方向のどちらにも決定的な材料はありません。


欧州ではESMが創設されたことで、ひとまずセーフティネットが常設され、危機収束への足固めができました。


また、米国でも住宅市場の底入れが確認されつつあることから、「ドルもユーロも買えないから円を買う」といった


論理が通用しなくなりつつあります。


一方でドルの上値は依然重く、円買いへのバイアスはかかったままの状況です。





このような状況下で、今週は材料不足から上下どちらにも動きにくい展開が続くと予想します。


特に重要な経済指標やイベントもないことから、突発的なニュースでもない限り77円ー79円50銭程度の


レンジではないでしょうか。





ユーロドルはそれでも値幅が見込めますが1.28−1.32程度のレンジを予想します。


ギリシャやスペインへの支援も不透明で、特にスペインが支援要請に踏み切ればユーロ買いに繋がると思われますが、


スペインは未だに判断を下していません、


むしろ焦点になりそうなのが、景気です。


既にユーロ圏の景気をけん引してきたドイツにも中国などの影響が出そうな気配です。


週明けに発表された「8月鉱工業生産」も前月比マイナス0.5%で、7月のプラス1.2%から大幅な悪化を


示しています。


欧州、中国の景気後退が今後世界景気にとって大きなリスク要因であることは間違いないと思われます。





やや上値が重くなってきた豪ドル円は、基本的には78−82円のレンジ内の動きと見ますが、今週は11日(8木)に


9月の雇用統計が発表されることから、結果次第では下値を試す場面があるかもしれません。


また、結果次第では「年内に追加利下げがあるのでは」と見られている政策金利を、現行の3.25%から3.0%に


引き下げるタイミングが早まる可能性もありそうです。






■ 今週の注目材料 ■



10/8(月)

  • 日   東京市場休場(体育の日)
  • 中   中国 HSBCサービス業PMI
  • 独   独8月貿易収支
  • 独   独8月鉱工業生産
  • 欧   欧主安定メカニズム(ESM)発足
  • 欧   ユーロ圏財務相会合
  • 米   コロンバスデーの祝日で債券市場は休場
    10/9 (火)

  • 豪   ロウ・RBA副総裁講演
  • 日   8月国際収支
  • 日   9月景気ウォッチャー調査
  • 日   IMF・世銀総会(東京)
  • 欧   イタリア 4−6月財政赤字の対GDP比
  • 欧   EU財務相会合
  • 欧   仏・スペイン首脳会談
  • 英   英8月鉱工業生産
  • 英   英8月貿易収支
  • 加   カナダ9月住宅着工件数


    10/10 (水)

  • 豪   豪 10月ウエストパック消費者信頼感
  • 日   イエレン・FRB副議長講演(東京)
  • 日   イワイエ・仏中銀総裁講演(東京)
  • 欧   イタリア短期債入札
  • 米   (地区連銀経済報告)ベージュブック
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
  • 米   タロール・FRB理事講演


    10/11 (木)

  • 豪   豪9月雇用統計
  • 日   G7財務相・中央銀行総裁会議(東京)
  • 日   日銀金融決定会合議事録(9/18,19日分)
  • 日   ショイブレ・独財務相記者会見(日本記者クラブ)
  • 日   イエレン・FRB副議長講演(東京)
  • 独   独9月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ECB月例報告
  • 欧   ファンロンパイ・EU大統領、バローゾ欧州委員長講演
  • 米   8月貿易収支
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   ラスキン・FRB理事講演


    10/12(金)

  • 日   9月マネーストック
  • 欧   ユーロ圏8月鉱工業生産
  • 米   9月生産者物価指数
  • 米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   4−6月決算 → JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演


    9/29(土)

  • 欧  
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。