今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/29〜 11/2)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 78.50 〜 80.50
ユーロ/円 ・・・ 100.00 〜 105.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 84.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3200





先週のドル円は約4ヵ月振りに80円台の半ばまで上昇し、これまでの80円手前では「Uターン」するパターンとは


決別したような動きでした。


明日の日銀決定会合で「追加緩和」がほぼ実施されるとの見通しから、焦点は「その規模」に集まってきたことで、


ドル買い円売りが進行しました。


さらに先週は米FOMCは予想通り、「無風状態」で通過し、その後発表された耐久財受注など好調な経済指標が


ドル買いを加速させています。





先週末に発表された米7−9月GDPは市場予想の+1.8%に対して+2.0%と、上振れしましたが、相場への影響はなくbr>

むしろ、米長金利の低下と利益確定のドル売りで79円台半ばまで下落して越週しています。


80円台半ばが抜けなかったことで、上値の重さが意識され再び77−78円の「元の鞘」に戻る懸念もありますが、


まだ明日の日銀会合の内容を見ずには判断はできません。


また今週末には「10月米雇用統計」も発表され、このところの好調な米経済指標を踏まえて好調な数字への期待も


やや高まっています。


今回のドル反発局面がこれまでのそれとはやや異なるとの印象を持っていますが、それが単なる期待に終わるのか、それとも


期待通りドル反発のきっかけになるのかは、今週末の雇用統計後には判明するのではないかと思います。





ある程度予想はされたことですが、先週末発表されたシカゴ通過先物市場の建て玉で、円は8ヵ月振りにネットで「売り」


ポジションに傾いていたことが確認されました。


シカゴ先物市場はヘッジファンドなどの投機筋が利用する市場で、これまで「円買いドル売り」ポジションが長い間


続いてきましたが、2月21日以来となるネット「ドル買い円売り」ポジション転じています。





シカゴ筋はある程度中長期でポジションを積み上げることで知られ、トレンド・フォローがメインです。


彼らがこれまで「円買いポジション」から「円売りポジション」に転換したことは、今後意識しておく必要があります。


米経済指標の好転傾向と明日の日銀決定会合に期待を持っていることが伺えます。





今後のドル円は明日の日銀会合の決定内容と、今週末の米10月雇用統計の結果で大きく流れが変わりそうです。


決定会合では「追加緩和」の規模に注目ですが、10兆円の増額というのがニュートラルで、それ以上だとドル買い材料、


それ以下だとドル売り材料と思われます。


またリスクの高いETFなどの買い入れ額を増額するのではといった見方もあるようですが、「追加緩和」に積極的だとの印象を


市場に植え付けることができれば、ドル買い材料と見做されそうです。


経済指標の改善傾向が続く米国では10月の雇用統計で雇用者の増加を12万5000人と、先月より改善している


と予想していますが、増加幅は微増です。





再び79円台半ばまで下落してきたドル円ですが、下値のメドは79円2銭から79円です。


そして上値は78円87銭(一時間足の雲の下限)と節目の80円ということになります。


再度80円に乗せることができれば、80円35−50銭の水準と80円63銭、さらに81円が


上値を抑えそうです。









■ 今週の注目材料 ■



10/29(月)

  • 独   独10月消費者物価指数(速報値)
  • 独   ワイトマン・独連連銀総裁講演
  • 欧   モンティー・伊首相、スペイン・ラホイ首相と会談
  • 欧   イタリア 短期債入札
  • 米   9月個人支出
  • 米   9月個人所得
  • 米   9月PCE・コアデフレーター
    10/30 (火)

  • 日   9月失業率
  • 日   9月鉱工業生産
  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   白川総裁記者会見
  • 独   独10月雇用統計
  • 欧   スペイン7−9月GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月景況感指数(速報値)
  • 欧   ドラギ・ECB総裁講演
  • 欧   イタリア中長期債入札
  • 米   8月ケース・シラー住宅価格指数
  • 米   10月消費者信頼感
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演


    10/31 (水)

  • 豪   豪9月住宅建設許可件数
  • 独   独9月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏10月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏9月失業率
  • 欧   イタリア9月失業率
  • 米   10月ADP雇用者数
  • 米   10月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 加   カナダ8月GDP


    11/1 (木)

  • 中   中国10月製造業PMI
  • 中   中国 HSBC10月製造業PMI(確報値)
  • 米   10月ADP雇用者数
  • 米   10月ISM製造業景況指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演


    11/2(金)

  • 日   10月マネタリーベース
  • 日   日銀金融決定会合議事要旨(10/4.5日分)
  • 独   独10月製造業PMI(確定値)
  • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(確定値)
  • 欧   イタリア10月財政収支
  • 米   10月雇用統計
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   タルーロ・FRB理事講演
  • 加   カナダ10月失業率


    10/27(土)


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。