マーケット・プレディクション(11/5〜 11/9)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 79.00 〜 82.00
ユーロ/円 ・・・ 100.00 〜 105.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 85.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2700 〜 1.3100
先週のドル円は、30日に日銀が2ヵ月連続となる「追加緩和」を決定したにも関わらず、「失望感」からドルが下落。
80円前半から79円28銭までドル安円高に振れました。
11兆円の「追加緩和額」が市場予想の「下限」だったとの見方からドルが売られたわけですが、やや狼狽のドル売りだった
との印象でした。
また、政府・日銀が「共同文書」を発表するといった「初の試み」もあり、それだけでも前原経済・財政担当相が決定会合に
出席した意味合はあり、今後とも日銀に対するプレッシャーが働くと思われます。
翌31日の「今日のアナリストレポート」では「2ヵ月連続の大規模な緩和は意義がある」とのコメントを記載し、
短期的なドル高の流れは変わらないと述べましたが、その後のドル円は週末の雇用統計発表に向け、再び80円台を
回復し、80円29銭まで上昇しました。
先週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が17.1万人、失業率は7.9%だったことからさらに上値を試し、
NY市場では80円68までドル高が進んでいます。
非農業部門雇用者数に関しては、先月9月分も3万に4千人に上方修正され、これで今年7月以来「4ヵ月連続」で
14万人を超える雇用者増を記録したことになります。
FRBでは「20万人の増加が数四半期続くこと」が出口戦略への条件と見られているため、14万人程度では
本格的な景気回復にはほど遠いものの、住宅、個人消費を中心に米景気の上向き傾向は十分確認できる内容だと
思います。
ドル円が一旦80円台半ばを上抜けしたことで、今後も緩やかなドルの上昇を予想しますが、それでもまだ
下値不安がないわけではありません。
明日の大統領選や、議会選挙を経て、「財政の崖」問題がどのような決着を見せるのか、大きな不安材料が残って
います。
先週もこの欄で紹介しました「シカゴ先物市場の建て玉」がさらに興味深い結果になっています。
10月30日時点でのネット建て玉は3万7020枚の円売りで、前の週に比べるとほぼ倍増しています。
先週述べたように、ヘッジファンドなどはこの市場で中長期のポジション形成を行っています。
ネットの円買いから、円売りにポジションを転換させて2週間がたちましたが、彼らは恐らくこのポジションを
さらに膨らませてくるだろうと予想します。
米経済指標の改善傾向に加え、日本の貿易赤字の拡大や、日銀対する緩和圧力など、円売り材料も顕在化してきました。
円は対ドルだけではなく、豪ドル、ユーロなど主要通貨に対しても緩やかに下落するイメージを堅持しています。
■ 今週の注目材料 ■
- 11/5(月)
豪 豪9月貿易収支
豪 豪9月小売売上高
中 中国10月HSBCサービス業PMI
米 G20(メキシコ市)
米 10月ISM非製造業景況指数
加 カナダ9月住宅建設許可
- 11/6 (火)
豪 RBAキャッシュターゲット
豪 豪第3四半期住宅価格指数
日 9月景気動向指数
独 独10月サービス業PMI(確報値)
欧 ユーロ圏10月総合PMI(確定値)
欧 ユーロ圏10月サービス業PMI(確定値)
欧 ユーロ圏10月生産者物価指数(確定値)
英 英9月鉱工業生産
米 大統領選挙
米 上下院議会選挙
米 州知事選挙(ワシントンン州など11州)
- 11/7 (水)
日 10月マネタリーベース
独 独9月鉱工業生産
欧 ユーロ圏9月小売売上高
欧 メルケル・独首相欧州議会で講演
欧 ドラギ・ECB総裁講演
米 9月消費者残高
- 11/8 (木)
豪 豪10月雇用統計
日 9月国際収支
日 10月景気ウォッチャー調査
中 中国 中国共産党大会開幕
独 独9月貿易収支
欧 スペイン長期債入札
欧 ECB政策金利発表
欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
欧 ギリシャ8月失業率
英 BOE政策金利発表
米 新規失業保険申請件数
米 9月貿易収支
米 失業保険申請件数
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 11/9(金)
豪 RBA四半期金融政策報告
日 10月マネーストック
中 中国10月消費者物価指数
中 中国10月生産者物価指数
中 中国10月工業生産
中 中国10月小売売上高
独 独10月消費者物価指数(確定値)
米 11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
11/10(土)
中 中国10月貿易収支
中 中国新規人民元建て融資(15日までに発表)
中 中国マネーサプライ(15日までに発表)
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