先週末ワシントンで行われたG7では、グローバルな金融機関に対して、各国の金融当局が
共同監視を行っていくことと、急激なドル安をけん制する共同声明が採択されました。
この内容がどの程度為替市場にインパクトを与えていくかは未知数であるが、信用収縮からくる
金融不安には一定の好影響を与えることは間違いなさそうです。
ただ、一方で共同声明に「為替」が織り込まれたものの、具体的なレベルが示されたわけでは
無く、「協調介入」などのドル防衛策が実現性に乏しいことからドルの反発余地は限られそうです。
ドル/円は先週、一旦上値(102円95銭)を試した後に100円割れを試しましたが失敗。
ボックス圏を下抜けしたかに思えましたが、もとの鞘に戻ってしまいました。
上値の抵抗線は、依然として
102円80銭〜90銭*1あたりにあり、このレベルを抜けない限り
ドルショート筋は買い戻しに走ることはなさそうです。
『ドル円の日足』トレンドライン・21日移動平均線で見てみます。
*移動平均線*「Moving Average 」
例えば「21日移動平均線」とは、その日から21日過去にさかのぼり、その間の終値を平均したもの。
価格のトレンドを見るのに最もポピュラーな手法で、代表的な移動平均線に5日、10日、21日、25日 などがある。 |
今週は米金融機関の1−3月期決算発表が最大の注目点となるでしょう。
とりわけ、メリルとシティーの決算発表には注意したいところです。
両社とも前期決算で、サブプライムローン関係の資産査定で大幅な損金処理を行っておりさらなる
評価損がでているのかどうかが気になるところです。
仮に決算内容がよければ、先行きの金融不安が後退し、一旦ドルの下落に歯止めがかかる可能性が
ありますが、前期同様大幅な評価損の積み上げが確認されれば、
NYダウ下落 → ドル売りの図式が
作用することになるでしょう。
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円:99円 〜 102円
ユーロ/円:156円 〜 161円
■ 今週の注目材料 ■
- 4/14
- 3月米小売売上高
- 2月米企業在庫
- 4/15
- 3月米卸売物価指数
- 米 インテル1−3月期決算発表
- 4/16
- 3月米消費者物価指数(CPI)
- 3月米住宅着工指数
- 3月米鉱工業生産
- 米 JPモルガンチェース1−3月期決算発表
4/17
2月鉱工業生産(確報)
3月米景気先行指標総合指数
米 メリルリンチ1−3月期決算発表
4/18
日銀支店長会議
米 シティーグループ1−3月期決算発表
米 ワコビア1−3月期決算発表
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