マーケット・プレディクション(12/17〜 12/21)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 82.00 〜 85.00
ユーロ/円 ・・・ 105.00 〜 112.00
豪ドル/円 ・・・ 85.00 〜 90.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3300
「事前予想通り」、というよりも「予想以上に」自民党が圧勝したことで、週明けのオセアニア市場では
円が主要通貨に対して大きく下落し、先週末のNY市場引け値からは「窓」を開けています。
ドル円は早朝に84円台に乗せ、一時84円48銭まで円安が進みました、
同様にユーロ円も111円32銭、豪ドル円も89円12銭まで上昇し、いずれも直近の円の安値を更新しています。
自民党が圧勝したことから、これまで安倍自民党総裁が繰り返してきた政策が実現する可能性が高まったことで、円売りが
加速した訳ですが、今朝の円の売られ方は主要通貨に対してストップロスの円売りが実行されたとはいえ、やや急激すぎるとの
印象があります。
安倍自民党総裁が「円高是正」の政策を進め易くなったことは確かですが、政策の中には実現が容易ではないものもあり、
今後はその実現性が注目されることになろうかと思います。
安倍政権の発足は早くとも来週26日になりますが、市場は政権発足前に今週19−20日に行われる
日銀金融政策決定会合に注目しています。
市場では日銀が10−15兆円程度の追加緩和に踏み切るとの観測が優勢です。
先週、米国ではFRBが「ツイストオペ」が終了することで、新たに毎月450億ドルの長期国債の購入を決め、実質的な
「QE3」の拡大を決定しています。
また先週発表された日銀短観では2ヵ月連続で悪化しており、今回の自民党大躍進と併せて、「追加緩和実施への外堀」を
埋められている格好です。
ただ、日銀は既に9月10月と2ヵ月連続で異例の緩和を実施しており、ここはその効果を見極めたいという慎重論も
日銀内部では根強いという情報もあるようです。
市場では緩和に踏み切るとの見方は優勢とはいえ、見送るの可能性があることも意識しておきたいと思います。
その場合には、海外がクリスマス休暇目前ということもあり、これまでの巻き戻しが出てくる可能性もあります。
ドル円は今年3月15日の高値である84円18銭を朝方抜いています。
市場参加者が少なく、薄いところをレートが飛んだとも言えますが、上記水準を上抜けした異議は小さくありません。
個人的には今年のドル高値更新は来年に持ち越されるのではないかと予想していましたが、自民党の圧勝のニュースで
簡単にクリアされてしまいました。
為替の専門家が口を揃えて言っているように、「自民党勝利」や「追加緩和」は既に先取りされ、その結果現在の円安と株高
に繋がっています。
そのため「材料出尽くし」から円の買い戻しが入り、「調整」があると言った見方が盛んです。
私も同感です。
ここ2ヵ月ほどで既に6円ほど円安に振れていますが、このまま現在のレベルから一段と円安が進むとも思えません。
円安要因を既に先食いしてしまったとも言えます。
ただ、押し目を待ってもなかなか買えないのも事実です。
今週はドル円を中心に値幅の大きい展開が予想されます。
■ 今週の注目材料 ■
- 12/17(月)
欧 ユーロ圏10月貿易収支
欧 ドラギ・ECB総裁議会証言
欧 バローゾ・欧州委員長講演
米 12月NY連銀製造業景況指数
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 12/18 (火)
豪 RBA議事録
英 英11月消費者物価指数
欧 ギリシャ短期債入札
欧 スペイン短期債入札
米 7−9月経常収支
米 NAHB住宅市場指数
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
加
- 12/19 (水)
日 11月貿易収支
日 10月景気動向指数(改定値)
韓 韓国大統領選
独 独12月ifo景況感指数
欧 ユーロ圏10月経常収支
英 BOE議事録
米 11月住宅着工件数
米 11月建設許可件数
- 12/20 (木)
日 白川日銀総裁記者会見
中 中国11月景先行指数
独 独11月生産者物価指数
欧 ユーロ圏12月消費者信頼感指数(速報値)
欧 スペイン11月財政収支
英 英11月小売売上高
米 7−9月GDP(確報値)
米 新規失業保険申請件数
米 12月フィラデルフィア連銀製造業
米 11月景気先行指数
米 11月中古住宅販売件数
米 10月住宅価格指数
- 12/21(金)
独 独1月GFK消費者信頼感調査
欧 EU・ロシア首脳会議
英 英7−9月GDP(改定値)
米 11月耐久財受注
米 11月個人所得
米 11月個人支出
米 11月PCEコア・デフレーター
米 12月ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値)
加 カナダ10月GDP
加 カナダ11月消費者物価指数
12/23(日)
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