マーケット・プレディクション(1/7〜 1/11)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 85.00 〜 90.00
ユーロ/円 ・・・ 112.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・ 89.00 〜 94.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3300
昨年10月後半から始まった「円高修正局面」は、先週末にはついに88円41銭までドル高円安が
進み、既に「円高修正局面」から「円安傾向」が進行している状況となっています。
言うまでもなく、この流れの底流にあるのは昨年の衆院選で圧勝した安倍政権への期待と、米国サイドでは
景気回復基調が鮮明になってきた中で、最も懸念された「財政の崖」問題が課題を先送りしつつも今年2日には
「合意」に達したことが挙げられます。
欧州債務危機問題も完全に払拭されたわけではありませんが、ドラギ・ECB総裁の「私を信じてほしい」発言以来
スペイン国債の金利が落ち着きを取り戻し、その後のESM(欧州安定メカニズム)の発足や、ギリシャへの再支援の
実施などを経て、市場の関心が徐々に欧州から離れて行ったことも「リスク回避」の流れから、「リスク選好」への
転換に拍車をかけたと言えます。
市場の「リスク選好」が強まれば、高いリターンが期待できる株式が買われ、安全資産である債権が売られます。
為替市場でも同様に、高金利通貨が買われ、低金利通貨が売られ、その結果円とドルが売られ、円はそのドルに対しても
大きく値を下げ「最弱通貨」に転落したのがここ数カ月の動きでした。
今週は90円を前にこの流れが一旦止まるのかどうかが焦点になります。
11日には「緊急経済対策」が発表され、この予算規模と対策内容が注目されます。
今朝の一部新聞では予算規模は「12兆円」との報道もあり、仮にここれが事実だとすれば円安材料と見做されても
おかしくはありません。
株式市場の行方もドル円を予想する上で重要です。
円安と株高がセットになって進行してきたこともあり、日経平均1万1000円を目指すようであれば、こちらも円安に作用
しそうです。
テクニカルを見ると、既に「週足」までの抵抗線は全てクリアしています。
残るは「月足」の雲です。
雲の下限は89円05銭にあり、これまで約5年間も円高傾向が続いてきたことからこの雲の厚みは相当なもので、
完全に上抜けするには100円台乗せが必要となります。
これまで下押しも無ぃ上昇したドル円ですが、さすがにこの雲を前にして一気に雲に突入する可能性は低いと予想しています。
ただし、「遅行スパン」は既に好転を完了していることから、長期的には円安傾向が継続されると見られます。
■ 今週の注目材料 ■
- 1/7(月)
日 12月マネタリーベース
欧 ユーロ圏11月生産者物価指数
欧 バローゾ・欧州委員長講演
- 1/8 (火)
豪 11月貿易収支
独 11月貿易収支
欧 ユーロ圏12月消費者信頼感指数(改定値)
欧 ユーロ圏11月小売売上高
欧 ユーロ圏11月失業率
欧 ユーロ圏12月景況感指数
米 11月消費者信用残高
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 1/9 (水)
豪 豪11月小売売上高
中 中国12月鉱工業生産(18日までに発表)
中 中国12月小売売上高(18日までに発表)
独 独11月鉱工業生産
欧 イタリア12年の財政赤字の対GDP比
英 英11月貿易収支
加 カナダ12月住宅着工件数
- 1/10 (木)
豪 豪11月住宅建設許可件数
日 11月景気動向指数
中 中国12月新規人民建て融資(15日までに発表)
中 中国12月マネーサプライ(15日までに発表)
中 中国12月貿易収支(13日までに発表)
米 新規失業保険申請件数
欧 ECB理事会
欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
欧 ギリシャ10月失業率
欧 アスムセン・ECB理事講演
英 BOE政策金利発表
米 ホーニング・カンザスシティー連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
加 カナダ11月住宅建設許可件数
- 1/11(金)
日 12月国際収支
日 12月景気ウォッチャー調査
中 中国12月消費者物価指数
中 中国12月生産者物価指数
英 英11月鉱工業生産
米 11月貿易収支
米 12月財政収支
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
12/29(土)
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