マーケット・プレディクション(2/11〜 2/15)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 92.00 〜 96.00
ユーロ/円 ・・・ 123.00 〜 128.00
豪ドル/円 ・・・ 93.00 〜 98.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3200 〜 1.370
先週あたりから為替水準を巡る要人発言が頻繁に出てくるようになりました。
ユーロが債務危機収束観測の高まりから主要通貨に対して「全面高」になる一方、円は対ドルだけではなく
こちらは主要通貨に対して「全面安」になるなど、対照的な動きを見せています。
その結果、ユーロ円は2010年4月以来となる127円台後半まで「ユーロ高円安」が進み、実に2年10カ月
振りの水準を示現しました。
ユーロ高を懸念する発言は先週のドラギ・ECB総裁の発言から始まり、総裁は「為替相場は政策の目標となる
ものではないが、成長と物価安定にとって重要だ」と、直接的な言いまわしは避けたものの、明らかに足元の
ユーロ高に懸念を表したものと判断され、ユーロは1.35台から1.33台まで急落しました。
最も、11日にはバイトマン・独連銀総裁はそれを否定するかのように「ユーロは過大評価されていない」と発言し、
ユーロ買いに繋がっています。
一方急激な円安が続いているドル円では先週末、「身内である」麻生財務相から不用意な発言が出て、ドル円は
92円台前半まで急落しています。
自分たちが考えていた以上の円安が進んだといった内容の発言だったことから、円の買い戻しを誘い、先週高値からは
ちょうど2円程度の「調整」になりました。
95円という節目を目前にやや足踏みをしている状況と言えます。
トレンドは変わっていないものの、これまでの様に連日「大台」が変わるような急激な円安スピードにはブレイキが
かかってきたと言えるかも知れません。
今週は日銀決定会合が予定されていますが、今回は政策変更はないというのが大方の見方です。
注目したいのは、先週任期を待たずに辞任を表明した白川日銀総裁の後任人事です。
岩田学習院大学教授や、黒田アジア開発銀行総裁など、金融緩和により積極的だとみられる人物が有力だという見方が
高まるようだと、円売りがさらに進む可能性があります。
そもそも現在取り沙汰されている候補者は、誰が総裁に就任しても金融緩和に前向きな人物であることから、
日銀総裁人事を巡ってはドルの下落リスクは少ないものと思われ、上記候補者のどちらかが新総裁に就任するようだと
株価が上昇することと相まって、円が一段と売られるリスクはあろうかと思います、
要人発言が相次ぎ、各通貨のボラティリティーが高まっています。
水準が水準だけに、ドル円などは先週末のように1円程度の下落にはそれ程時間を要しません。
ポジションはやや控え目にし、値幅に耐えられる体制が求められます。
ドル高円安の流れは変わっていませんが、今週は95円台に乗せることができるかどうかがポイントです。
■ 今週の注目材料 ■
- 2/11(月)
日 東京市場休場(建国記念日)
欧 ユーロ圏財務相会合
- 2/12(火)
日 1月マネーストック
欧 EU財務相会合
欧 スペイン短期債入札
欧 ラホイ・スペイン首相講演
英 英1月消費者物価指数
英 英1月生産者物価指数
米 オバマ大統領が一般教書演説
米 1月の月次財政収支
米 ジョージ・カンザスシティ連銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 2/13(水)
豪
日 日銀金融政策決定会合(2/14日まで)
欧 ユーロ圏12月鉱工業生産
英 英BOE、四半期物価報告
米 1月小売売上高
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 2/14 (木)
日 1−12月GDP
日 白川日銀総裁記者会見
独 独10−12月GDP(速報値)
欧 ユーロ圏10−12月GDP(速報値)
欧 ECB月例発表
欧 仏10−12月GDP(速報値)
欧 独10−12月GDP(速報値)
欧 伊10−12月GDP(速報値)
欧 ポルトガル10−12月GDP(速報値)
欧 ギリシャ10−12月GDP(速報値)
欧 ギリシャ11月失業率
米 新規失業保険申請件数
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 2/15(金)
日 12月マネタリーサーベイ
日 12月鉱工業生産
欧 ユーロ圏12月貿易収支
欧 G20(モスクワ)
英 英1月小売売上高
米 2月NY連銀製造業景況指数
米 1月鉱工業生産
米 1月設備稼働率
米 2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
2/6(日)
欧 G20(モスクワ)
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