マーケット・プレディクション(2/25〜 3/1)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 92.00 〜 96.00
ユーロ/円 ・・・ 121.00 〜 126.00
豪ドル/円 ・・・ 94.00 〜 98.00
ユーロ/ドル・・・ 1.300〜 1.3500
昨年10月後半から始まったいわゆる「アベノミクス」で急激に進んだ「円安株高」も、先週はようやく「一服感」が
出てきました。
94円台を何度か試しに行きましたが、94円半ばが抜けきれず押し戻される展開が続いています。
下値も92円台前半が固いことから、92−94円台のレンジが継続されそうです。このどちらかを抜けるには、それなりの
材料が必要となります。
週明けの25日には「日銀総裁に黒田氏」との情報に早朝より円売りが加速し、一時94円77銭を記録し、直近の
円の最安値を更新しています。
ただ、この動きは週明けの市場参加者が極めて限られた中での動きであり、これを持って上記94円台半ばが上抜けした
と判断するのはまだ早いと思われます。
実際東京市場が開くと、緩やかに円高方向に推移しており、今のところ「もみ合い」であることには変わりはありません。
欧州市場が参入した際、今朝の「日銀総裁副総裁人事」をどのように受け止めるかが注目されます。
「TPP参加問題」と「日銀総裁人事」という2つの大きな円安材料がひとまず決着しました。
これで国内からの大きな材料はなく、「材料出尽くし」から円が買い戻される可能性も否定できません。
基本は「ドル高円安」の流れが継続されていると思いますが、95円に届かないとの相場観が定着してくるようだと
一旦は下落に転じることもありそうです。
そのきっかけになるのが、米強制歳出削減の発動です。
今週末の3月1日から発動されることになっており、昨年あれほどもめた「財政の崖」問題同様、最終的には民主、共和両党が妥協
してくると思われますが、万が一の場合に備えて注意も必要です。
今週はさらにバーナンキ・FRB議長の議会証言が予定されています。
住宅市場を中心に回復基調が続いている米景気ですが、バーナンキ議長が「出口戦略」について早まる可能性があるような
発言をするとドル買いに振れることも考えられます。
もともと景気の先行きには慎重は見方を崩さない議長ですが、反対にさらに景気に対して保守的な見方を示すようだと
市場はドル売りで反応することになります。
日銀総裁人事も大方固まり、今後は安倍政権の「3番目の矢」である成長戦略がどのような形で見えてくるのかが注目されます。
直近の世論調査によると、国民の4人に3人は安倍政権を支持するという結果が出ています。
「期待先行安倍内閣」から「実行力の伴う安倍内閣」への試金石とも言える「TPP参加問題」と「日銀総裁人事」です。
次の一手が待たれます。
■ 今週の注目材料 ■
- 2/25(月)
中 中国2月HSBC製造業PMI
欧 イタリア総選挙(25日まで)
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 2/26 (火)
欧 リンデ・スペイン中銀総裁講演
米 12月ケースシラー住宅価格指数
米 2月消費者信頼感指数
米 1月新築住宅販売件数
米 2月リッチモンド連銀製造業指数
米 バーナンキ・FRB議長上院で証言
- 2/27(水)
独 独GFK消費者信頼感調査
欧 ユーロ圏1月マネーサプライ
欧 ユーロ圏2月景況感指数
欧 ECB2回目の3年物オペの資金返済開始
欧 ドラギ・ECB総裁講演
英 英10−12月GDP(改定値)
米 1月耐久財受注
米 1月中古住宅販売成約指数
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 2/28 (木)
豪 第4四半期民間設備投資
日 1月鉱工業生産(速報値)
欧 スペイン10−12月GDP(改定値)
独 独2月雇用統計
独 独2月消費者物価指数
欧 ユーロ圏1月消費者物価指数(改定値)
米 10−12月GDP(改定値)
米 新規失業保険申請件数
米 2月シカゴ購買部協会景気指数
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
- 3/1(金)
日 1月失業率
日 1月消費者物価指数
中 中国 2月製造業PMI
中 中国 HSBC2月製造業PMI(改訂値)
欧 ユーロ圏2月製造業PMI(改定値)
欧 ユーロ圏2月消費者物価指数(速報値)
欧 ユーロ圏1月失業率
米 1月個人支出
米 1月個人所得
米 1月PCEコアデフレーター
米 2月ミシガン大学消費者信頼感指数
米 2月ISM製造業景況指数
加 カナダ12月GDP
3/3(日)
中 中国 2月非製造業PMI
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