マーケット・プレディクション(3/18〜 3/22)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 92.00 〜 97.
ユーロ/円 ・・・ 118.00 〜 124.00
豪ドル/円 ・・・ 95.00 〜 100.00
ユーロ/ドル・・・ 1.270〜 1.3200
先週のドル円は上値も下値も限定的と見えましたが、週末のNYでミシガン大学景況感などの経済指標が
悪化したことを嫌気して、ダウ平均株価が11日振りにマイナスだったことから、やや「リスクオン」が
後退し、円が買い戻される展開となり85円台前半で越週しました。
さらに週明けのオセアニア市場では、キプロスでの預金に対する課税という異例の措置に「欧州危機再燃」
懸念が高まりユーロが急落。ユーロ円も大幅に下落したことでドル円も一時93円台に下落しています。
基本的にはドル高円安の流れは継続されていると見られ、世界的な株高から資金は「リスク選好」へと加速しており
そのため低金利の円が売られ易いといった環境は続いていると思います。
NYダウはさすがに10連騰の後一服ですが、FRBが出口戦略を本格的に議論するにはまだ先のことと
思われ、現行の「毎月850億ドル」規模の資産購入は少なくとも本年一杯は継続されると思われます。
そうだとすれば、株式市場への資金流入は続くと見られ、市場の「リスクオン」の流れも一服後再燃する
のではないかと予想します。
今週は20日に新体制に移行する「新生日銀」への期待が高まります。
正副総裁3名が一度に変わるわけですから、これまでの保守的な日銀がどのように市場との対話の機会を増やしていくのか、
あるいは市場の期待にどのように答えて行のか、新正副総裁に期待が集まります。
新総裁副総裁の初仕事は4月3−4日の決定会合になりますが、国会での所信聴取でも積極的な発言を繰り返したことで
市場は「臨時会合」を召集し、追加緩和の前倒しを行うのではないかとの観測もあります。
政策変更については、より長期の国債を購入するなど、ある程度市場が予想するものであった場合、
その効果は限られ「材料出尽くし」と受け止められる可能性もあります。
今週はさらに米国ではFOMCが開催されます。
ゼロ金利政策や量的緩和策の変更はないとの見方が優勢で、個人的にも今回の会合では見送らる公算が高い
と予想しています。
問題はこのところの好調な米経済指標の発表を受けて、緩和政策に反対の「タカ派」の意見がどこまで活発化してくる
かという点です。
残念ながら、会合での議論の内容については1カ月後の「FOMC議事録」の公開まで知ることはできまませんが、
議論を踏まえて、バーナンキ議長が記者会見でどのようなコメントを発するのかが注目されます。
「ハト派<」の議長は、量的緩和の規模を縮小すべきだという意見に対して「(量的緩和を続ける)コストよりも、br>
経済効果の方が大きい」と、これまで通り政策変更には慎重姿勢を崩していません。
この慎重姿勢に変化があるのかどうかがポイントになろうかと思います。
週明けから約10日振りに94円台まで急落して始まったドル円ですが、これで96円台半ばから上値は
かなり重くなってきたと思われます。
95円台まで値を戻すことは十分可能ですが、再び96円台に乗せ円の直近の最安値を更新するには時間が必要です。
上記FOMCで、ゼロ金利解除の時期が早まることが鮮明になってくれば話は違いますが、少なくともそれは2013年の
話ではなく、まだ時期尚早だと考えます。
■ 今週の注目材料 ■
- 3/18(月)
中 中国2月不動産投資
欧 ユーロ圏1月貿易収支
米 3月NAHB住宅市場指数
- 3/19 (火)
豪 ロウRBA副総裁講演
豪 RBA金融政策決定理事会議事録公表(3月5日開催分)
日 1月景気動向指数
日 白川・日銀総裁退任
中 中国2月景気先行指数
独 独3月ZEW景況感調査
欧 ユーロ圏3月ZEW景況感調査
欧 スペイン短期債入札
欧 ワイトマン・独連銀総裁、クノット・オランダ中銀総裁、ラガルド・IMF専務理事講演
英 英2月消費者物価指数
英 英2月生産者物価指数
米 2月住宅着工件数
米 2月建設許可件数
- 3/20 (水)
日 東京市場休場(春分の日)
独 独2月生産者物価指数
欧 ユーロ圏1月経常収支
欧 ファンロンパイ・EU大統領講演
欧 アスムセン・ECB理事講演
欧 ユーロ圏3月消費者信頼感(速報値)
英 英2月失業率
英 BOE議事録
米 FOMC
米 バーナンキ議長記者会見
- 3/21 (木)
日 2月貿易統計
中 中国3月HSBC製造業景況指数
独 独3月製造業PMI
独 独3月サービス業PMI
欧 ユーロ圏3月製造業PMI
欧 ユーロ圏3月サービス業PMI
欧 ファンロンパイ・EU大統領講演
米 新規失業保険申請件数
米 1月住宅価格指数
米 2月中古住宅販売件数
米 2月景気先行指標総合指数
米 3月フィラデルフィア連銀製造業指数
- 3/22(金)
独 独3月ifo景況感指数
3/23(土)
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