マーケット・プレディクション(3/25〜 3/29)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 93.00 〜 97.00
ユーロ/円 ・・・ 120.00 〜 126.00
豪ドル/円 ・・・ 96.00 〜 100.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800〜 1.3300
先週のドル円は「キプロスショック」の影響もあり、一時93円台まで円高が進む場面もありましたが、その後は
96円台に乗せるなど、荒っぽい動きの中、結局94−96円台半ばのレンジ内で推移しました。
3月8日に96円台に乗せて以来、96円50−70銭の水準が徐々に重くなり、米経済指標の改善と、
新しい日銀の執行部による大胆な金融緩和という円安材料だけでは上抜けできない状況になっています。
これまではほぼ一本調子で円安が進んできましたが、今週にも上記水準を上抜けできない状況が続くと、本格的な
調整入りする可能性も出て来るように思います。
「ドル高円安」材料があるにも関わらず上値が抜け切れない展開が続くと、市場参加者の相場観にも変化を与え、
「そろそろドルの上昇も限界か」といった相場観が広がります。
その結果、利益が出るならこのあたりでもいいからドルを売ろうと、ドル売りが増えてきます。
目先の下値のメドは「日足」の基準線がサポートする93銭78銭前後と見ていますが、今週はこの水準を維持できるか
どうかに注目しています。
週明け25日の午前中、キプロス支援問題ではキプロスが支援条件の大枠に合意したとの報道から、ユーロを中心に
買い戻しが進み、ユーロドルは1.29台半ばから1.30台半ばまで上昇し、ユーロ円も122円台から123円台後半まで
ユーロ高が進んでいます。
キプロス問題は円買い戻しの主要材料だっただけに、これで重しが取れた感もありますがドル円の反発は95円台には
届いていません。
上述のように、94−96円のレンジを抜けるには、もう一つ支援材料が必要です。
円を取巻く外部環境から、円がすぐに93円78銭をサポートを割り込む展開ではないものの、やや上値の重さが
気になるところです。
支援材料とすればやはり米長期金利の上昇ということになります。
3月初旬には2%台まで上昇し、2%台を固めると思われた米長期金利でしたが、その後キプロス問題が表面化し、
ユーロ圏首脳会議は予想外の「荒治療」に出たため、「地中海の小島での出来事」とたかをくくっていた市場が
思わぬ反応を見せ、安全資産の代表格である米債券が買われ、長期金利の下落に繋がりました。
米長期金利の低下と同じように、通貨では安全資産である円買いを誘発しドル円が下落しました。
現段階では合意内容をユーロ圏財務相会合で承認するという作業が残っていますが、欧州危機への懸念が後退する
ことは間違いないものと思われます。
キプロス問題で低下傾向を強めた米長期金利が、同問題がひとまず収束しそうな状況を受け、どこまで反発するするかが
今週のドル円の水準を予想する上で重要な要素になります。
■ 今週の注目材料 ■
- 3/25(月)
メルシュ・ECB理事講演
英 キング・BOE総裁。バーナンキ・FRB総裁公開討論会に出席(ロンドン)
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
- 3/26 (火)
豪 スティーブンス・RBA総裁講演
欧 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
米 2月耐久財受注
米 1月ケースシラー住宅価格指数
米 3月消費者信頼感指数
米 2月新築住宅販売件数
米 3月リッチモンド連銀製造業指数
- 3/27 (水)
独 独4月GFK消費者信頼感指数
欧 ユーロ圏3月消費者頼感(速報値)
英 英10−12月GDP(確報値)
米 2月中古住宅販売成約指数
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
加 カナダ2月消費者物価指数
- 3/28 (木)
中 中国2月工業利益
独 独3月失業率
欧 ユーロ圏2月マネーザプライM3
米 新規失業保険申請件数
米 10−12月GDP(確定値)
米 3月シカゴ購買部協会景況指数
加 カナダ1月GDP
- 3/29(金)
日 2月失業率
日 2月鉱工業生産
日 2月消費者物価指数
米 2月個人支出
米 2月個人所得
米 2月PCEコアデフレーター
米 3月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
米 株式・債券市場休場(グッドフライデー)
3/30(土)
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