マーケット・プレディクション(4/8 〜 4/12)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 95.00 〜 100.00
ユーロ/円 ・・・ 123.00.00 〜 129.00
豪ドル/円 ・・・ 99.00 〜 104.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2600 〜 1.3200
先週は日銀の新執行部が変わって初めての決定会合ということで非常に注目されました。
黒田総裁は国会での所信聴取も含めて「できることは何でもやる」と繰り返していましたが、決定会合が近づくにつれて
「一部の政策は継続審議」になるのではないかとの見方が高まり、ドル円は92円台まで下落し、決定会合直前までは
92円台での推移しでした。
しかし今回の金融緩和の内容は強烈でした。
誘導目標をこれまでの翌日物のコール金利はから、マネタリーベースに変え、その規模も2年で270兆円にするという
「異次元の緩和」でした。
今後2年間で約140兆円の国債を購入することを意味し、毎月7兆円規模の購入額になります。
この発表を受けて国債は急騰し、長期金利はこれまでの史上最低金利を大きく下回り、一時0.315%を記録しました。
今回の大規模緩和はETFを1兆円購入することも決めており、株式市場も大幅高を演じています。
市場に大量の資金を供給することで、円安傾向はさらに高まり週明けの東京市場では98円85銭まで一気に円安が
進みました。
決定会合後3日間で「ちょうど6円」円安に振れたことになります。
これはかなり急ピッチで、スピードが速すぎるとは思いますが、ここまで来ると、理屈ではなく「市場は100円を見ないと
気が済まない」状況になっています。
ここ数カ月以内に100円台を見る可能性が高くなったように思います。
ただ気になるのは、期待外れの米雇用です。
先週末に発表された3月の非農業部門雇用者数は市場予想の20万人に対して、8万8000人でした。
2月分が上方修正されたとはいえ、かなり失望させられる数字でした。
懸念されるのは、今後米雇用者数の拡大傾向が鈍化するのではないかということです。
市場ではここ数年、同じような傾向が続いており、春先から雇用の悪化傾向が見られており、「今年もか?」との
疑念を市場が感じ始めていることは否めません。
かつてない大規模な金融緩和に踏み切った日銀と、景気回復が続くものの一部に先行きを懸念する兆候が出始めた
米国のせめぎ合いが続きます。
多くの市場参加者は黒田日銀総裁の手腕にかけて、円売りを仕掛けていますが、今後の米経済指標次第では
手放しで円売りを続けることができない状況が出て来るかもしれません。
円がどこまで売られるのか、確認しながら米景気にも注意が必要です。
■ 今週の注目材料 ■
- 4/8 (月)
日 2月国際収支
日 3月景気ウォッチャー調査
独 独2月鉱工業生産
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
米 バーナンキ・FRB議長講演
- 4/9 (火)
日 日銀金融決定会合議事要旨(3/6、7日分)
中 中国 3月消費者物価指数
中 中国 3月生産者物価指数
独 独2月貿易収支
欧 アスムセン・ECB理事講演
英 英2月鉱工業生産
米 IMF世界経済見通し
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
加 カナダ3月住宅着工件数
加 カナダ2月住宅建設許可件数
- 4/10 (水)
豪 豪4月ウエストパック消費者信頼感
中 中国 3月貿易収支
中 中国 3月マネーサプライ
米 2014年度予算教書
米 FOMC議事録(3/19、20日分)
米 3月財政収支
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 4/11(木)
豪 豪3月雇用統計
日 3月マネーストック
独 独3月消費者物価指数(確報値)
欧 EU財務相非公式会合
欧 ECB月例報告
米 新規失業保険申請件数
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 4/12(金)
欧 EU財務相会合
欧 ユーロ圏財務相会合
欧 ユーロ圏2月鉱工業生産
米 3月小売売上高
米 3月生産者物価指数
加 4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
米 バーナンキ・FRB議長講演
米 1−3月決算発表→JOモルガンチェース、ウェルズ・ファーゴ
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