今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/15〜 4/19)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  97.00 〜 100.00
ユーロ/円 ・・・ 126.00.00 〜 131.00
豪ドル/円 ・・・  101.00 〜 105.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2700 〜 1.3200





先週のドル円は、100円の大台を目前にして東京時間では実需のドル売りなどに上値を抑えられジリジリと値を下げる展開


でしたが、海外市場では円の先安観を基本としたドル買いでもみ合いとなりました。


NY市場では2日連続で99円88銭と95銭までドル高が進みましたが、「大台達成」には失敗しています。


週末には米財務省の為替報告書で「日本の政策を注視する」との内容に、一気に円買いが進み98円台前半まで円高が進み、


週明けのオセアニア市場では一時97円台70銭近辺まで円が買われています。





今回の為替報告は半期に1回財務省が議会に提出するものですが、これまでと異なり円の先行きを注視するという


遠まわしでしたが、円安傾向に懸念を持ち始めたのではないかとの観測が円買いに走らせました。


ただ、基本的にはバーナンキ議長やルー財務長官などは安倍政権のデフレから脱却するための政策を理解しており


批判的な言葉は聞かれません。


米自動車業界などが急激な円安に対して批判を強めていることから、舞台裏は分かりませんが、財務省に圧力をかけた可能性


がないとはいえません。





今週18日からはワシントンで「G20」が開催され、黒田日銀総裁がどのように日本の立場を説明するのかが重要なポイントに


なりそうです。


総裁はこれまでも今回の「異次元の金融緩和」は円安を意図としたものではなく、「デフレから脱却するための政策を


推進して行く結果円安に振れた」と繰り返して発言して来ました。


このあたりがどこまで会合で理解されるかどうかで、今後のドル円相場は大きく変わっていくかもしれません。


昨年の安倍政権発足以来ほぼ一本調子で円安が進んで来ましたが、今回の為替報告書が最初の大きな試練かもしれません。





チャートを分析する限り「ドル高円安」の流れは変わってないと判断できます。テクニカル上の抵抗線が100円前後には


多く集まっていることから一気には上抜けできずに反落してきました。


東京市場では一時97円台半ばまで円高が進み、株価も200円を超す下落を見せています。


「日足」チャートの「転換線」と「基準線」はともに96円25銭にあります。


そのため目先はこの水準を維持できるかどうかに注目しています、


仮に下抜けした場合は、95円が心理的なサポートになり、意識される水準です。





今週米国では住宅関連の指標が多く発表されます。


3月の雇用統計発表をきっかけに、米景気拡大にブレイキがかかったのではないかとの懸念も出てきました。


米景気の回復をけん引してきた住宅建設に停滞感が出ると、今後の経済指標にも懸念が広がります。


注目したいとを思います。









■ 今週の注目材料 ■



4/15 (月)

     
  • 日   日銀支店長会議
  • 日   2月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏2月貿易収支
  • 中   中1−3月GDP
  • 中   中3月工業生産
  • 中   中3月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏2月貿易集収支
  • 米   4月NY連銀製造業景況指数
  • 米   4月NAHB住宅市場指数
  • 米   1−3月決算発表→シテイーグループ



  • 4/16 (火)

  • 豪   RBA議事録
  • 独   4月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数
  • 英   英3月消費者物価指数
  • 英   英3月生産者物価指数
  • 米   IMF世界経済見通し
  • 米   3月消費者物価指数
  • 米   3月住宅着工件数
  • 米   3月建設許可件数
  • 米   3月鉱工業生産
  • 米   3月設備稼働率
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米  デューク・FRB理事講演
  • 米  イエレン・FRB副議長講演
  • 米   1−3月決算発表→ブラックロック、ゴールドマンサックス、インテル



  • 4/17 (水)

     
  • 英   3月雇用統計
  • 英   BOE議事録
  • 米   IMF国際金融安定性報告書
  • 米   ベージュブック
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
  • 米   ルー・財務長官講演
  • 米   1−3月決算発表→BOA、。アメックス



  • 4/18(木)

     
  • 日   3月貿易統計
  • 日   宮尾日銀審議委員講演(岐阜市内)
  • 欧   イタリア大統領選、開始
  • 英   英3月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   3月景気先行指標総合指数
  • 米   4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
  • 米   G20(ワシントン、19日まで)
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   ラスキン・FRB理事講演
  • 米   1−3月決算発表→IBM、マイクロソフト、グーグル、モルガンスタンレー



  • 4/19(金)

  • 日   安部首相会見、「成長戦略に向けて」
  • 中   中3月景気先行指数
  • 独   独3月生産者物価指数
  • 米   IMF春季会合
  • 加   3月消費者物価指数
  • 米   スタイン・FRB理事講演
  • 米   1−3月決算発表→GE、マクドナルド




  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。