マーケット・プレディクション(5/20 〜 5/24)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 100.00 〜 105.00
ユーロ/円 ・・・ 129.00.00 〜 134.00
豪ドル/円 ・・・ 98.00 〜 103.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2700 〜 1.3200
先週のドル円はドルのじり高が続き、週末のNY市場では103円32銭までさらにドル高円安が進み、
103円台前半で越週しています。
ドル円が100円の大台を超えたのが5月9日のNY市場でした。
ほぼ1週間で3円以上の「ドル高円安」が進んだことになり、ドルの上昇はかなりのスピードで進んでいる
と言えます。
米国が夏場以降に「量的緩和」の縮小に動くとの観測が高まり、ドルは対円だけではなく、主要通貨に対して
全面高で推移しています。
一部の「ハト派」のFOMCメンバーが資産購入の縮小に言及したことで、これまでの「タカ派」の発言とは
異なり影響力もあったのではないかと思います。
実際にFRBが行動を起こすのはまだ先の話ですが、市場は「噂で買って、事実で売る」ということもあり、
「量的緩和縮小」がテーブルに載るだけで市場には十分インパクトを与えるだけに、今後も米経済指標の結果からは
眼が離せません。
米経済指標は確かに改善傾向が続いています。
3月から4月にかけては必ずしも好調な指標だけではなく、強弱まちまちの内容だったことから「今年も例年通り
景気は夏場にかけて低迷するのか」といった意見が優勢でしたが、4月の雇用統計発表をきっかけに市場の雰囲気も
一変しています。
事実それ以降の経済指標も改善が続き「今年は例年とは違う」との見方が急浮上し、「出口戦略」が早まるとの
観測に繋がり、ドルを買う動きが加速しましました。
市場はメインシナリオである「FRBは夏場以降に何らかの行動を起こす」という観測が日増しに強くなっている
状況が続いています。
さて今週はその「出口戦略」を巡る発言が多く聞かれそうです。
本日月曜日にはシカゴ連銀のエバンス総裁の講演が予定されています。
同総裁は「タカ派」の重鎮で、これまでも金融緩和解除には非常に慎重な立場を取ってきた人です。
「タカ派」の中心にいる人物が「出口」に関してこれまでの見方を変えているもかどうかが焦点です。
また22日にはバーナンキFRB議長の議会証言があります。
ここでも議長が「出口」についてどのような見通しを見せるのかが注目されます。このところのドル円は
米経済指標が改善傾向を示していることで、非伝統的な金融政策を変更する可能性が高まり、ドル買い円売りが
加速しています。
バーナンキ議長が「出口」に前向きな考えを示すようだと、105円に向けてドルが上昇する可能性が高まります。
また、同日にはFOMC議事録も公開されます。
今回の議事録は、4月29日から行われたもので、この日の声明文では「経済状況によっては金融緩和を拡大も縮小もすることがある」
と発表されています。
FOMCメンバーが「出口」についてどの様な活発な議論を行ったかが明らかになります。
ドル円は100円台に突入してからもその上昇スピードを緩めることなく「ドル高円安」が続いています。
市場の一部には当然高値警戒感もありますが、今回の日銀による金融緩和が異次元のものだっただけに、ドル円の
上昇も異次元なものである可能性もあります。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/20 (月)
日 3月景気動向指数
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 5/21 (火)
豪 豪RBA議事録
独 独4月生産者物価指数
英 英4月消費者物価指数
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
米 ダドリー・MY連銀総裁講演
- 5/22 (水)
日 4月貿易統計
日 日銀禁輸政策決定会合
欧 ユーロ圏3月経常収支
欧 EU首脳会議
英 BOE議事録(5/9日分)
米 FOMC議事録(4/30 5/1日分)
米 バーナンキ・FRB議長議会証言
米 4月中古住宅販売件数
- 5/23(木)
中 中国5月HSBC製造業PMI
独 独5月製業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏5月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏5月製業PMI(速報値)
独 独5月サービス業PMI(速報値)
欧 5月ユーロ圏総合景気指数(速報値)
欧 5月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
欧 ドラギ・ECB総裁講演(ロンドン)
英 英4月小売売上高
米 新規失業保険申請件数
米 4月新築住宅販売件数
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 5/24(金)
日 黒田日銀総裁講演(帝国ホテル)
独 独1−3月GDP(改定値)
独 独5月ifo景況感指数
独 バイトマン・ドイツ連銀総裁講演
米 5月
米 4月耐久財受注
5/25(土)
米 バーナンキ・FRB議長講演
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