マーケット・プレディクション(5/27 〜 5/31)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 100.00 〜 104.00
ユーロ/円 ・・・ 128.00.00 〜 133.00
豪ドル/円 ・・・ 95.00 〜 100.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2700 〜 1.3200
先週は為替市場だけではなく、株式市場、あるは債券市場も含めた金融市場全体が大荒れの週でした。
バーナンキ議長が議会証言で、今後の景気次第では量的緩和の縮小もあり得ると発言したことで、ドル円は
103円74銭まで上昇し、今年の円の最安値を記録しました。
この動きにドル円は105円を目指す、あるいは年内110円まで上昇すると行った声も出始めた矢先でした。
23(木曜日)には、こちらも昨年11月以来既に8割も上昇を続けている日経平均株価が先物主導で
1143円も下落したことで、ドル円は103円台を割り込み100円台まで下落しています。
今回のドル円の急落は株価の影響によるものと言えますが、その株価が1000円を超える下げ幅を記録し理由は
それほど明確ではありません。
要はいつ落ちてもおかしくはなかった株価がちょっとしたきっかけでも落ちる、不安定な状況だったようで、
それが今回は「中国製造業のPMI」だったということです。
日経平均株価は一時1万6000円近辺まで上昇し、長期金利は1.02%まで急騰するなど「異次元の金融緩和」
以降、金融市場は荒れています。
正に今回の「質的、量的にも異次元の緩和」は、これまで日本が経験したことのない「壮大な社会実験」
ということができます。
さて週明けの月曜日も100円台後半まで円の買い戻しが進みましたが、この先ドル円は100円割れを試しに行くのか
あるいは、再び103円台に乗せ105円を目指すのか、意見は分かれるところです。
個人的には後者の意見に組みしたいと思います。
ここまでドル円が上昇したのは、いわゆる「アベノミクス」の効果ですが。雇用や住宅を中心に市場予想を上回る
経済指標が相次いだことから、市場参加者が「出口」を意識しはじめたことが大きな背景でした。
加えて、世界的な株高から「リスクオン」が進み、低金利の円が売られ易い展開が続いて来ました。
株価が大幅な調整を見せれば、当然ながら「リスクオン」が後退し、安全資産である円に買いが集中する昨年までの
流れになります。
足元の円買いは、このような巻き戻しによるもので、今後円が強くなるので買い進もうというものではありません。
その意味ではここ数週間は不安定な状況が続く公算が高いと思われますが、基本的なドル高円安トレンドは変わらないと
思いますが、相場に絶対はないわけですから、ドルを買う水準を探している人は先ず小手調べに軽く買ってみるのも
いいかもしれません。
だだ、まだしばらくはもみ合い、場合によっては100円割れがあるかもしれません。
その時のために目一杯買うのではなく、「余力」は残しておくことが重要です。
ただ、さらに一段の下落を予想して手を出さないのであれば、もしこのままドルが上昇してしまえばチャンスを
失うことになります。
先ずは「打診買い」で、少しはドルを抑えておきたいものです。
今週はそれほど重要な経済指標発表はありませんが、注目はやはり株価の動向です。
米株価が大きく崩れれば、長期金利も2%を割り込み、ドル円も下値を試す展開が予想される一方、株価が落ち着きを
取り戻すようなら、ドル円の深押しも回避できるのではないかと思われます。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/27 (月)
日 日銀決定会合議事要旨(4/26日分)
中 中国4月工業利益
英 ロンドン市場休場(バンクホリデー)
米 債券、株式市場休場(メモリアルデー)
- 5/28 (火)
米 3月ケースシラー住宅価格指数
米 5月消費者者信頼感指数
米 5月リッチモンド連銀製造業指数
- 5/29 (水)
独 独5月雇用統計
独 独5月消費者物価指数(速報値)
欧 ユーロ圏4月M3
加 カナダ中銀政策金利発表
- 5/30(木)
豪 豪第1四半期民間設備投資
豪 豪4月住宅建設許可件数
欧 ユーロ圏5月景況指数
欧 スペイン1−3月期GDP(改定値)
米 新規失業保険申請件数
米 1−3月期GDP(改定値)
米 4月中古住宅販売成約指数
- 5/31(金)
日 4月失業率
日 4月消費者物価指数
日 4月鉱工業生産
欧 ユーロ圏5月消費者物価指数
欧 ユーロ圏4月失業率
米 4月個人所得
米 4月個人支出
米 4月PCEコアデフレーター
米 5月シカゴ購買部協会景気指数
米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値)
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
加 カナダ第1四半期GDP
6/1(土)
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