マーケット・プレディクション(9/8〜9/12)
先週末から二つのサプライズが続きました。
一つは先週金曜日の雇用統計です。
依然として雇用調整が続いているとはいえ、失業率の6.1%は5年ぶりの悪化を示す
数値。金融セクターでの雇用調整は一巡したとの認識を持っていただけに、驚きでした。
非農業者部門の雇用者数のマイナス8万4千人も今年はじめから続いている減少数の
中でも最悪の数字となっています。
もう一つは今朝の経済紙の一面を飾った政府系住宅公社への公的資金注入です。
資金の注入は時間の問題だったようですが、米財務省はタイミングを探っていた向きも
あります。その意味では、雇用統計悪化を受けドル安が進んだタイミングでの発表は
さすがでした。今後の相場展開ですが、荒っぽい相場は続くと思います。
それだけ今回の救済策を巡っては受け止め方に温度差があるということだと思いますが、
今夜のNY株式市場の反応を見極めないと判断が難しいところです。
金融不安が一時的に後退し、株式市場にとってプラスに作用することは容易に想像でき
るが、問題は米住宅価格が下げ止まるかどうかです。
そしてもっと深刻なのは雇用環境です。
新規雇用者数は今回のマイナス8万4千人で年初から減少が続いており、トータルでは
マイナス60万人を超えています。このことは内需の柱である個人消費をさらに弱め、
米景気の先行きを不透明にさせています。
そう考えますとドルの戻りは限界があるように思えます。
注意が必要なのは12日(金)に発表される日本の4−6月GDP改定値です。
既に民間のシンクタンクの予想が出揃っており、平均でもマイナス3.9%になっています。
この数値が予想を大幅に超えるようなことがあると、ドル・円が再び110円を目指す
こともあるかも知れません。
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 106.00 〜 110.00
ユーロ/円 ・・・ 151.00〜 156.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4100 〜 1.4600
■ 今週の注目材料 ■
- 9/8
- 特に重要な経済指標の発表はなし。
- 9/9
- 欧 ユーロ圏7月生産者物価指数(PPI)
- 米 8月ISM製造業景況指数
- 9/10
- 日 7月の景気動向指数速報(内閣府)
- 欧 欧州委、ユーロ圏経済見通し
- 9/11
- 欧 ECB月例報告
- 米 7月貿易収支
- 9/12
- 日 4−6月GDP改定値
- 欧 ユーロ圏財務相会合
- 欧 ユーロ圏7月鉱工業生産
- 米 8月小売売上高
- 米 8月卸売物価指数
- 米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
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