マーケット・プレディクション(8/19〜 8/23)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 96.00 〜 99.00
ユーロ/円 ・・・ 128.00 〜 132.00
豪ドル/円 ・・・ 87.00 〜 91.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3000 〜 1.3500
今年の夏は例年になく相場が動いています。
特にドル円は経済指標など、材料がない中でも株価を睨みながら動く展開が続いており、バケーショ・ンシーズンであるにも
拘わらずそこそこの値幅が出ています。
ただ、冷静にチャートを眺めてみると、「日足」ではドル円は上値を徐々に切り下げており下落トレンドの中にいると
思われます。
またユーロドルも同様に、こちらは下値を切り上げ上昇トレンドを見せています。
結局ドルを売り、円とユーロを買っていることになり「ドル安」が徐々に進行していることになります。
この背景は言うまでもなく、FRBが債券購入プログラムも縮小を9月にも決定するのでないかという観測が
強まっていることです。
バーナンキ議長の議会証言や、その後の地区連銀総裁など、それまで金融緩和縮小には反対の立場を取ってきた、「ハト派」
の重鎮が緩和縮小に積極的な発言を繰り返したことが、市場参加者に「潮目が変わった」と思わせたことが主因です。
しかし、その機運もその後7−8月の経済指標を確認するに連れやや後退した感はありますが、先週のブルームバーグの
調査によると、43人のエコノミストの65%が「9月のFOMCで縮小を決める」と予想しているそうです。
個人的にも9月に決定する可能性が高いと予想していますが、その決め手となるのは「雇用」です。
だとすると、注目されるのが9月6日に発表される「8月の雇用統計」ということになります。
そしてその結果を受けて開催される、17−18日のFOMCがいやが上にも注目されることになります。
リーマンブラザースが破綻し、世界が米国発の金融不祥事の嵐に飲みこまれたのは2008年9月でした。
震源地である米国の景気後退が欧州を始め、日本など世界各地に影響を与え景気は急降下しましたが、そんな中でも
クッションの役目を果たしたのが中国をはじめとする「新興国」でした。
FRBによる3回にわたるQE(量的緩和)が功を奏し、ちょうど5年目に「緩和縮小開始」が最大のテーマになるのも
奇妙な巡り合わせです。
世界景気を見渡せは、震源地である米国が最も早い回復を見せ、日欧は未だ回復への道半ばといった状況です。
正に米国の底力といったところでしょうか。
ドル円はややワイドなレンジで言えば95−100円です。
既に2ヵ月の間このレンジ内での取引が続いています。
9月にはこのレンジのどちらかに抜けるきっかけにはなるのではないでしょうか。
難しいのは、仮に債券購入プログラムの縮小が決められた場合の市場の反応です。
株と債券が売られることになると予想されますが、その場合株安が進めば「リスク回避」の円買いが起き、
ドル安円高になりますが、同時に債券が売られるため長期金利が上昇します。
米金利の上昇はドル高要因となるため、ドル円はそのどちらに反応するのかが読みにくいというわけです。
それでも債券購入プログラムを縮小するということは、上述のように、米景気の復活を意味します。
米株式市場が米景気回復を織り込み始めれば、株価も上昇に転じ、いずれドル高円安に進むものと予想しています。
■ 今週の注目材料 ■
- 8/19 (月)
日 7月貿易統計
日 6月景気動向指数(改定値)
- 8/20 (火)
豪 RBA議事録
独 独7月生産者物価指数
- 8/21 (水)
中 中国7月景気先行指数
英 英7月財政収支
米 FOMC議事録(7/30-31日分)
米 7月中古住宅販売件数
- 8/22(木)
中 中国8月HSBC製造業PMI(速報値)
独 独8月製造業PMI(速報値)
独 独8月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏8月製造業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏8月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏8月総合PMI(速報値)
米 新規失業保険申請件数
米 6月住宅価格指数
米 7月景気先行指数
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 カンザスシティ連銀経済シンポジュームに黒田総裁出席
加 カナダ6月小売売上高
- 8/23(金)
独 独4−6月GDP(確報値)
欧 ユーロ圏8月消費者信頼感指数(速報値)
欧 ユーロ圏ECB、LTRO返済予定額発表
英 英4−6月GDP(改定値)
米 7月新築住宅販売件数
加 カナダ7月消費者物価指数
8/24(土)
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