今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(9/2〜 9/6)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  97.00 〜 101.00
ユーロ/円 ・・・ 129.00 〜 134.00
豪ドル/円 ・・・  87.00 〜 90.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3000 〜 1.3500





いよいよ9月です。


既に何度か「決戦の秋」と書きましたが、今月はさすがにドル円にも方向性が出て、「トレンド」が確認できる


のでないかと予想します。


今月はそれ程重要イベントが多く予定されており、その内容次第では円高にも、円安にも振れる可能性があると


考えられます。





その最大のイベントが9月17−18日のFOMCであることは論を待ちません。


そして、その決定に大きな影響を与えると思われるのが今週末の「8月の雇用統計」です。


現在の予想は失業率が7.4%と、7月と変わらず。非農業部門雇用者数は16.5万人から19万人程度と、


こちらはややばらつきがあります。


仮に予想の上限に近い数字が出れば、米労働市場の回復は継続されていると見られ「債券購入プログラムの縮小」が「


決定されると予想されます。





その結果、これまでの動きからすると、株と債券が売られ、為替は株価の下落により反応し「リスク回避」の流れから


円買いが進み「ドル安円高」に振れます。


ただ、この動きもやや修正されつつあり、「緩和縮小」は米長期金利が上昇することから、そちらに反応すれば必ずしも


円高が進むかどうかは解りません





5年にわたる長期の量的緩和政策は、市場参加者の意識を変えるには十分の時間でした。


市場はFRBによるカンフル剤に慣らされ過ぎてしまい、今や「特効薬」なくしては自立できない状態です。


そのため、カンフル剤の注入を止めるとなると、その影響に苦しむことになります。


既に健康体に近い状況になっている以上、副作用を伴う治療は不要です。


市場が早くこの事実に気がつき、健康な日常生活を遅れれば、それこそFRBが望むところです。





シリアへの爆撃の可能性がやや後退し、昨日の発表された中国の9月PMIが「51.0」と1年4ヵ月振りの


高水準だったことで、日経平均株価も上昇し、ドル円は節目の98円台半ばを抜けています。


この水準から上値が追えるどうかが正念場ですが、短期の「1時間足」では上昇を示唆しているように見受けられます。


本日はNY市場が「レーバーデー」のため休場ですが、99円台を再び試そうな気配もあります。


8月29日に付けた98円52銭を上回っていることで、98円80ー90銭を抜ければ、久しぶりの99円台乗せの


可能性もありそうです。




■ 今週の注目材料 ■



9/2 (月)

     
  • 豪   豪7月住宅建設許可件数
  • 中   中国 8月HSBC製造業PMI(改定値)
  • 英   英8月製造業PMI
  • 米   NY市場休場(レーバーデー)
  • 欧   ユーロ圏8月製造業景気指数(改定値)



  • 9/3 (火)

  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 豪   豪7月小売売上高
  • 豪   豪4−6月期経常収支
  • 日   8月マネタリベース
  • 中   中国8月サービス業PMI
  • 欧   ユーロ圏7月生産者物価指数
  • 米   8月ISM製造業景況指数



  • 9/4 (水)

  • 豪   豪4−6月期GDP
  • 中   中国 8月HSBCサービス業PMI
  • 欧   ユーロ圏4−6月期GDP(改定値)
  • 欧   ユーロ圏8月総合PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏8月サービス業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏7月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏4−6月期GDP(改定値)
  • 英   英8月サービス業PMI
  • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • 米   7月貿易収支
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 9/5(木)

  • 豪   豪7月貿易収支
  • 日   日銀政策決定会合
  • 日   黒田・日銀総裁記者会見
  • 欧   ECB理事会
  • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 欧   G20(6日まで、ロシア)
  • 英   BOE政策金利発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   8月ADP雇用者数
  • 米   8月ISM非製造業景況指数
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 9/6(金)

  • 日   7月景気動向指数
  • 独   独7月鉱工業生産
  • 独   独7月貿易収支
  • 英   英7月鉱工業生産
  • 米   8月雇用統計
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 加   カナダ8月失業率



  • 9/7(土)

  • 豪   豪総選挙
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。