マーケット・プレディクション(9/9〜 9/13)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 97.00 〜 102.00
ユーロ/円 ・・・ 129.00 〜 134.00
豪ドル/円 ・・・ 89.00 〜 93.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2900 〜 1.3400
先週月曜日に99円台前半を抜け、「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を上抜けしたドル円は、週末には
100円台に乗せ、100円23銭までドル高円安が進行しました。
米経済指標の改善を背景に、来週のFOMCでの緩和縮小開始を見越した債券売りから、長期金利が上昇したことで
ドルが買われ、円が売られる展開でした。
週末には、そのFOMCの決定に大きな影響を与える「8月の雇用統計」が発表されました。
失業率は7.3%と、リーマンショック後最も改善していましたが、非農業部門雇用者数が16.9万人と、市場予想
を下回り、さらに7月と6月も下方修正されるなど、「先月の雇用統計と同じ状況」になり、ドル円は99円台後半から
一気に98円台後半まで約1円もドル安円高に振れました。
ドル円の下落の仕方も前月と同じなのはやや気になります。
それでも日曜日早朝に2020年のオリンピック開催都市が東京に決まったことで、週明けのオセアニアでは
ドル円が大きく窓を明け反発し、9時過ぎには100円台に乗せるなど、雇用統計で下落し分を回復した格好に
なっています。
これで焦点は来週17−18日のFOMCに移ります。
FOMCでは今回の雇用統計の結果を受け不透明感が増してきました。
ここ2ヵ月の雇用の増加ペースがやや鈍化を見せたことで、「順調に回復を続けてきた雇用は調整局面に入った」のか、
あるいは「単なる一時的な現象に過ぎない」のか、判断に迷うところです。
FOMCでもこのあたりが議論されるものと予想されますが、バーナンキ議長が来年1月で任期を終えることなども含めて
足元では依然として、「来週の雇用統計で決めるはず」との見方が優勢のようです。
バーンナンキ議長は5月の証言で、「年後半には緩和縮小を開始する」と示唆しました。
それ以来、株式、債券、さらには為替市場は「5年に渡って継続された量的緩和の終焉」を織り込む形で乱高下して来ました。
約3ヵ月の「調整期間」を経て、市場もようやく「緩和縮小」を受け入れる準備ができて来たように思います。
バーナンキ議長もこのあたりの市場の変化を十分に理解しているものと思われ、むしろ市場で盛り上がった
「緩和縮小期待」に逆らうことの影響も心配されます。
その意味では、やはり市場が予想するように、緩和縮小に踏み切る可能性が高いと予想します。
ドル円は先週末と、週明けの月曜日に100円台までドル高が進んだものの、もう一つ勢いはありません。
上記FOMCでの不透明さに加えて、シリア問題も今週中には結論が出て来るのではないかと思いますが、手放しで
ドルを買える状況でもありません。
それでも上述のように、先週「「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を上抜けしたドル円はテクニカル的には
上昇トレンドの中を推移しています。
今週はドルの上値がどこまであるかを確認することになろうかと思います。
■ 今週の注目材料 ■
- 9/9 (月)
日 4−6月期GDP(改定値)
日 7月国際収支
日 8月景気ウォッチャー調査
中 中国 8月消費者物価指数
中 中国 8月生産者物価指数
中 中国 8月マネーサプライ
米 7月消費者信用残高
米 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁
- 9/10 (火)
日 8月マネーストック
日 日銀決定会合議事要旨(8月7、8日分)
中 中国 8月鉱工業生産
中 中国 8月小売売上高
欧 イタリア4−6月期GDP(確報値)
欧 アスムセン・ECB理事講演
加 カナダ8月住宅着工件数
- 9/11 (水)
中 ダボス会議(中国・大連、13日まで)
独 独8月インフレ率(改定値)
欧 バローゾ・欧州委員長講演
欧 アスムセン・ECB理事講演
英 英8月雇用統計
- 9/12(木)
豪 豪8月雇用統計
欧 レーン・欧州委員講演
欧 ECB月例報告
欧 ドラギ・ECB総裁講演
欧 ユーロ圏7月鉱工業生産
米 新規失業保険申請件数
米 8月財政収支
- 9/13(金)
日 7月鉱工業生産(確報)
欧 ユーロ圏7月貿易収支
欧 ユーロ圏財務相会合
米 8月生産者物価指数
米 8月小売売上高
米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
9/14(土)
欧 EU財務相理事会
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。 |