マーケット・プレディクション(9/16〜 9/20)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 97.00 〜 102.00
ユーロ/円 ・・・ 129.00 〜 134.00
豪ドル/円 ・・・ 89.00 〜 94.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2900 〜 1.3500
100円台定着に失敗したドル円は、日本が3連休の間に98円台半ばまで下落し、再び元の鞘に戻った感があります。
FRB議長候補に最有力者の一人であったサマーズ元財務長官が、候補者から下りると自らオバマ大統領に伝えたことが
ドル売り円買いを促しました。
サマーズ氏に対する評価が議会で好感されておらず、このまま議長に収まってもFRBあるいは米景気にとっても
好ましくはないというのが、辞退の理由のようです。
サマーズ氏が候補者を辞退したことで、もう一人の有力な候補者であるイエレン副議長が俄然有利となり、次期FRB議長に
最も近い存在になりました。
関係者の中には、同氏以外にもコーン前FRB副議長やガイトナー前財務長官の名前を候補者として挙げる人もいますが
やはり、これまでバーナンキ議長の下で政策を進めて来たイエレン氏の可能性は高いと思われます。
米景気は5年の歳月を経て、リーマンショックから立ち直る兆しを見せてはいますが、まだこの局面で手綱を緩めるわけには
いきません。
ここは手堅い手腕が求められるわけで、その意味でもバーナンキ路線を継承すると見られているイエレン氏の就任は
動かないと思います。
今週の最大の注目は何と言っても本日から始まるFOMCで「緩和縮小」が開始されるのかどうかという点です。
声明文は日本時間19日の午前3時に発表されることになっています。
そして今回はその後にバーナンキ議長の記者会見も予定されています。
FOMCでの決定事項の背景や、記者からの質問に答える形になっていますが、市場のコンセンサスは依然として
「緩和縮小」に傾いています。
ここまで過去2回の雇用統計では、市場予想に比べていずれも雇用者数は減少していました。
また、その他の経済指標もまだら模様で、決して米景気が完全復活しているとは言い難い状況が続いています。
それでも市場の予想が「緩和縮小」を予想しているということは、住宅を中心に景気拡大が続いており、ここで「緩和縮小」を
やらない理由はないと考えているものと思います。
むしろ、今回「緩和縮小」を先延ばしにすることの方が、市場を混乱させることにつながるとさえ言えそうです。
FRBはいずれこれまでの緩和政策を変更するはずです。
それでもゼロ金利を解除し、政策金利を引き上げるのは早くとも、2015年後半とも言われています。
メインシナリオは100億ドル程度の緩和縮小を決めるとともに、今後も緩和的な状況は変わらず、ゼロ金利政策は当面維持して行く
といった内容です。
これに対して市場では株と債券が売られ、長期金利の上昇に反応する形でドルが上昇して行くものと予想しています。
シリアへの軍事行動の可能性が大きく後退しました。
シリアが全ての科学兵器を廃棄するという条件で米ロが合意しました。
アサド大統領もこの提案を受けいれる姿勢を見せており、軍事介入が一旦棚上げされています。
ただ、国連は調査団の結果を踏まえて、首都ダマスカス郊外での攻撃ではサリンが使用された「明白かつ説得力のある証拠」
が見つかったことを明らかにしました。
オバマ大統領とすれば軍事介入を行う大義名分が確保されたことになり、シリアが条件を完全に履行しない場合には軍事介入を
行う可能性を残していると解釈できそうです。
■ 今週の注目材料 ■
- 9/16 (月)
欧 ユーロ圏8月消費者物価指数(改定値)
欧 ドラギ・ECB総裁講演(ベルリン)
米 9月NY連銀製造業景況指数
米 8月鉱工業生産
- 9/17 (火)
豪 RBA議事録
中 8月景気先行指数
独 独9月ZEW景況感指数
欧 ユーロ圏9月ZEW景況感調査
欧 ユーロ圏7月貿易収支
英 英8月消費者物価指数
米 FOMC(9/18日まで)
米 8月消費者物価指数
米 9月NAHB住宅市場指数
- 9/18 (水)
欧 クーレ・ECB理事講演
英 BOE議事録発表
米 FOMC政策決定
米 バーナンキ・FRB議長記者会見
米 8月住宅着工件数
米 8月建設許可件数
- 9/19(木)
日 8月貿易収支
日 7月景気動向指数(改定値)
米 新規失業保険申請件数
米 4−6月経常収支
米 8月中古住宅販売件数
米 8月景気先行指標総合指数
米 9月フィラデルフィア連銀景況指数
- 9/20(金)
日 黒田日銀総裁講演
欧 ユーロ圏9月消費者信頼感(速報値)
米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
加 カナダ8月消費者物価指数
9/22(日)
独 独連邦議会選挙
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