マーケット・プレディクション(9/15〜9/19)
テクニカル的には買いシグナルを示したドル・円日足チャートも一目では雲を下に
切っており、遅行スパンも移動平均線を抜いてきた。
長い間続いていたドル・円の上昇に黄色信号がともったと思えます。
ユーロ・ドルも下落基調からやや上向き始めました。
この一両日で決まると思われる米リーマンの行方が今後の為替相場に大きな影響を
与えそうです。一部報道ではリーマンが破産申請をする見通しだと報じています。
多少の混乱があっても買収先も含めてうまく収まればいいが、さもないとドルが大きく
売られ、金融不安が増幅される可能性が出てきます。
これまでは原油高=ドル安の構図だったが、原油価格から離れ始めた市場は、今度は
金融不安=ドル安に移行しそうです。WTI原油価格は先週末一時的に100ドルを割り込みました。
これで高値から32%もの下げを僅か二ヶ月で演じたことになります。先物の建て玉を観ても、
売り建て増えており投機的なファンドは「ロング」から「ショート」へポジションを大きく
変えたようです。原油価格200ドルを唱えた米系証券も予想を大きく下方修正しています。
今後更に下げ続ける保障はないものの、147ドル台は当面の「高値」をつけたと言えるでしょう。
このことは世界経済にとっても、とりわけ米国にとって消費者物価を押し下げ次第に景気に
好影響を与えるものと思えます。
予想をはるかに超えた『原油高』に見舞われ、米国を代表する企業である、GMやフォードが
大幅な損出計上を余儀なくされ、雇用調整、個人消費の低迷などを経て米政府系住宅公社の
救済策を発表したばかりの米金融当局に最後で最大の試練が訪れていると言えます。
グリーン・スパン氏はこのほど出版した書籍『波乱の時代』(The Age of Turbulence)
の中で、「今回の危機が、100年に1度か、50年に1度のまれな事態だと見る根拠は
確かにある。」と述べています 。(日経ウ゛ェリタス今週号)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 104.00 〜 109.00
ユーロ/円 ・・・ 151.00〜 156.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4050 〜 1.4550
■ 今週の注目材料 ■
- 9/15
- 米 8月鉱工業生産
- 米 NY連銀景気指数
- 9/16
- 日 日銀金融政策決定会合(17日まで)
- 欧 ユーロ圏7月生産者物価指数(PPI)
- 欧 独ZEW景気予測指数
- 米 FOMC
- 米 ポールソン財務長官が住宅公社問題で議会証言
- 米 ゴールドマン6−8月期決算発表
- 9/17
- 米 住宅着工件数
- 米 モルガン・スタンレー6−8月期決算発表
- 9/18
- 欧 欧州中央銀行(ECB)理事会
- 米 9月フィラデルフィア連銀景気指数
- 9/19
- 日 9月の月例経済報告
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