マーケット・プレディクション(9/23〜 9/27)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 97.00 〜 100.00
ユーロ/円 ・・・ 130.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・ 90.00 〜 95.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3100 〜 1.3600
先週FRBは市場の予想に反して「量的緩和縮小」の先送りを決めました。
現在毎月850億ドルの債権を市場から購入していますが、「労働市場は購入を縮小するほど改善していない」
というのが決定の理由です。
確かに非農業部門雇用者数はここ3ヵ月下方修正を余議なくされ、年初のように回復に勢いはありません。
FRBは毎月20万人程度の雇用の増加を目安に政策変更を行うとしていますが、直近3カ月平均では15万人を
割り込んでいます。
しかし、個人的にはこれまでの雇用の改善傾向や、バーナンキ議長の任期を考えると「緩和縮小を先延ばしする」
決定的な理由にはならないと考えていました。
しかし今回のFOMCの決定では「僅差だった」という情報もありますが、「量的緩和」の縮小を見送りました。
この決定によりNY株式市場は急騰し、ダウは過去最高値更新しています。
問題は、その翌日からダウの下落が始まったということです。
結局、今回の縮小見送りによって「不透明感」も先送りされたことで、金融市場、とりわけ株式市場の混迷が続いています。
実際、FOMCの決定以降もFOMCメンバーからは量的緩和を巡るコメントが相次ぎ、市場は落ち着きを
取り戻せません。
リーマンショックから5年の歳月を経て米国はほぼそれ以前の状況を取り戻しました。
米経済のダイナミズムもさることならが、FRBの非伝統的な金融政策によって「100年に一度」の金融危機からほぼ
立ち直ったわけです。
背景にはバーナンキ議長の強いリーダーシップがあったものと思われます。
ポストバーナンキにはサマーズ元財務長官が自ら辞退を申し出たことから、イエレン現副議長が本命です。
イエレン副議長はバーナンキ議長の路線を踏襲すると見られているため、今後も緩和的な政策は継続されると
みておくべきでしょう。
著名投資家のウォーレンバフェットは、バーナンキ議長が続投することが米景気にとってベストだと言い放っており、
「4割打者をメンバーからはずせない」という言い回しでバーナンキ氏を称賛しています。
先週末に発表されたシカゴ先物市場の投機筋のポジションを見ると、相変わらず円売りのポジションは減っていません。
前の週からは6000枚ほど減って、約8万9000枚程度の「円売りドル買い」は依然として高水準です。
投機筋は引き続き年内の「ドル高円安」を予想していると思われます。
ドル円が103円74銭を記録したのが5月22日でした。
そこから既に4ヵ月が経過しました。
一目均衡表の創始者である細田吾一氏は、「相場は時間に支配される」言いました。
相場が一段と上昇するには「日柄」が不可欠です。
4ヵ月の調整を経たドル円はいつ動きだしてもおかしくはありません。
動きだす際には恐らく「ドル高円安」に向かうと予想していますが、なかなかそのきっかを見つけられないのも
事実です。
■ 今週の注目材料 ■
- 9/23 (月)
日 東京市場休場(秋分の日)
中 中国 9月HSBC製造業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏9月製造業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏9月サービス業PMI(速報値)
欧 ドラギ・ECB総裁、欧州議会で証言
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 9/24 (火)
独 独9月ifo景況感指数
米 7月ケースシラー住宅価格指数
米 7月FHFA住宅価格指数
米 9月消費者信頼感指数
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
- 9/25 (水)
独 独9月ifo景況感指数
米 8月耐久財受注
米 8月新築住宅販売件数
- 9/26(木)
英 英4−6月期GDP(確報値)
米 新規失業保険申請件数
米 4−6月期GDP(確報値)
米 8月中古住宅販売成約指数
米 安倍総理、国連で演説
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
- 9/27(金)
日 8月消費者物価指数
中 中国 8月工業利益
独 独9月消費者物価指数(速報値)
欧 ユーロ圏9月景況感指数
米 8月個人所得
米 8月個人支出
米 8月PCEコアデフレーター
米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
加
9/29(日)
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