マーケット・プレディクション(10/14〜 10/18)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 95.00 〜 100.00
ユーロ/円 ・・・ 130.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・ 90.00 〜 95.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3200 〜 1.3700
「最終的には解決する」という楽観的な見方が支配的な米財務上限問題ですが、現実的にはまだ大きな進展は
見られません。
先週末には共和党が6週間の債務上限期限を延長する案を提案し、ホワイトハウスの報道官も前向きな発言をして
いたことから、「いよいよ合意が近い」との見方が急浮上しましたが、オバマ大統領がこの案を拒否し、いまだ
合意には至っていません。
先週末にはワシントンで「G20」が開催され、ここでも「米国に早期の解決をも求める」共同声明文が採択され、
IMF総会でも同様に、米国は早期に問題解決をはかるべきだ、と指摘されています。
言うまでもなく、この債務上限問題は米国だけではなく、その影響は世界の主要国に及びます。
そのためデフォルトを何としても避けなければならないことから、異例な声明文の内容になったものです。
IMFのラガルド専務理事は、「この問題が米国と世界全体の経済を損なうリスクがある」と指摘しています。
今週17日には債務上限期限がくるため、残された時間はあと3日です。
場合によっては今夜にも「合意」のニュースが飛び込んでくるかもしれません。
ただ、市場はこの「好結果」をかなり織り込んでいるため、その場合の反応は限られそうです。
週開けの月曜日の値動きを見ても、ドル円の99円台乗せは数字の割には、結構遠い感じもします。
雇用統計など米重要経済指標が発表されず、シカゴ先物市場の通貨建て玉も公表されない状況の中、為替を売買する際の
「指標」がありません。
正直なところ、日米とも、株価の行方や金利の上下を手掛りにするしかありません。
しかも、その株価や、金利にしても、経済指標の発表がない以上それ程大きく動きません。
足元では「米財政協議」の結果だけが材料ですが、上述のように、市場は楽観的で「合意」を織り込む形で取引が
進んでます。
遅くとも財政を巡る協議は今週末には決着する見込みです。
市場の次の材料は「出口戦略」ということになります。
新しいFRB議長にイエレン氏が決まり、氏は筋金入りの「ハト派」と評されていることから、緩和縮小が開始されるのは
予想以上に遅れる可能性があります。
加えて、今回の議会のごたごたでドルそのものに対する信頼も低下していると思われます。
今年も後2ヵ月半ですが、100円台を大きく超えて「105円程度」までドル高円安が進むとの見立てをしていましたが、
修正を余儀なくされる可能性も出てきました。
今週は「財政協議後」の市場の動きが注目されます。
■ 今週の注目材料 ■
- 10/14 (月)
日 東京市場休場(体育の日)
中 9月マネーサプライ
中 9月消費者物価指数
中 9月生産者物価指数
欧 ユーロ圏8月鉱工業生産
欧 ユーロ圏財務相会合
米 NY市場休場(コロンバスデー)
- 10/15 (火)
米 10月NY連銀製造業景況指数
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 決算発表 → シィティーグループ、ジョンソン&ジョンソン、インテル
- 10/16 (水)
英 英9月雇用統計
米 ベージュブック(地区連銀経済報告)
欧 ドラギ・ECB総裁講演
米 10月NAHB住宅市場指数
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
米 決算発表 → ブラックロック、バンク・オブ・アメリカ、IBM
- 10/17(木)
英 英9月小売売上高
米 新規失業保険申請件数
米 9月住宅着工件数
米 9月消費者物価指数
米 10月フィラデルフィア連銀景況指数
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 決算発表 →ゴールドマン.サックス、
- 10/18(金)
豪 スティーブンス・RBA総裁講演
中 中国 7−9月GDP
中 中国 9月鉱工業生産
中 中国 9月小売売上高
米 9月景気先行指数
米 9月鉱工業生産
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
米 決算発表 → GE、モルガンスタンレー
10/19(土)
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