今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/4〜 11/8)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  96.00 〜 99.00
ユーロ/円 ・・・ 131.00 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・  91.00 〜 95.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3200 〜 1.3800





ドル円は上へも下へも一方向には動けず、膠着感が強まっています。


「三角保ち合い」をどちらかに抜けた方について行くということになりますが、今のことろまだその気配はありません。


米議会のゴタゴタもあり、量的緩和縮小のタイミングが先送りになったことがドルの上値を抑えている一方、米株価の


上昇や、長期金利の上昇から、円を売る動きもありドルが底堅く推移してことから「もみ合う」展開が続いています。





今週はECB理事会や週末には米雇用当統計が発表されます。


重要イベントだけにドル円の方向性を決める動きがあるかもしれませんが、雇用統計では10月分ということで、


米議会のゴタゴタの影響から、その連続性に疑問があるとの声もありいつもほどの期待は集まっていない


ようです。br>




むしろ注目されているのがECBの理事会での内容です。


南欧を中心に景気が緩やかに回復してきてはいるものの、依然として失業率は12.2%と高水準です。


さらに、先月発表された10月の消費者物価指数は、9月の1.1%から0.7%に急低下したことで、今週の


理事会での「追加利下げ」の見方が急速に広がっています。


実際、ドラギ総裁は利下げには前向きな発言を繰り返しており、ドイツ連銀の首脳がそれを否定している状況が続いて


います。





ユーロがドルを含む主要通貨に対して強含んでることも、「利下げ観測」を後押ししています。


ユーロが一段と上昇するようだと、ユーロ圏の景気回復に水を差すことにもなりかねません。


政策金利を引き下げることで、ユーロの相対的評価を押し下げる選択肢もあり得る話です。


ただ、個人的には今回の理事会で利下げには踏み切らないと予想しています。


消費者物価指数の急激な低下は一時的である可能性もあり、ECBはこれが継続されるのかどうかを見極める


選択をするのではないかと考えております。





シカゴ先物市場の建て玉を久しぶりに確認してみました。


ドル円は膠着感を裏づけるように大きな変化はありませんが、依然として7万1000枚ほどの売り持ちでした。


一方ユーロドルでは2万2000枚の買い持ちと、こちらも市場の動きに順張りで臨んでいますが、先週末のユーロの


大幅な下げで、現時点では買い持ち枚数はかなり減少しているものと思われます。





投機筋は動きの良かったドルが膠着感を見せていることで、ユーロにシフトしていると見られます。


今週のECB理事会でユーロがさらに下落するようだと、ドル円でも円安ドル高が進む可能性があるため注意が必要です。






■ 今週の注目材料 ■



11/4 (月)

     
  • 日   東京市場休場(秋分の日)
  • 欧   ユーロ圏10月製造業景況指数(改定値)
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
  • 米   パウエル・FRB理事講演



  • 11/5 (火)

  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 日   10月マネタリーベース
  • 中   中国 10月HSBCサービス業PMI
  • 欧   ユーロ圏10月生産者物価指数
  • 欧   コンスタンシオ・ECB副総裁講演
  • 欧   ドラギ・ECB総裁講演
  • 欧   アスムセン・ECB理事講演
  • 英   英10月サービス業PMI
  • 米   10月ISM非製造業景況指数
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   NY市長選挙



  • 11/6 (水)

  • 豪   豪9月貿易収支
  • 独   ラウテンシュレーガー・独連銀副総裁講演
  • 欧   ユーロ圏10月総合景気指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏10月サービス業景気指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高
  • 英   英9月鉱工業生産
  • 米   9月消費者信用残高
  • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演



  • 11/7(木)

  • 豪   10月雇用統計
  • 日   9月景気動向指数
  • 独   独9月鉱工業生産
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 英   BOE政策金利発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   7−9月期GDP
  • 米   9月景気先行指数
  • 米   スタイン・FRB理事講演



  • 1/8(金)

  • 中   中国 10月貿易収支
  • 独   独9月貿易収支
  • 欧   メルシュ・ECB理事講演
  • 欧   バローゾ・欧州委員長講演
  • 米   10月雇用統計
  • 米   9月個人所得
  • 米   9月個人支出
  • 米   9月PCEコア・デフレーター
  • 米   11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   バーナンキ・FRB議長IMFで講演
  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁IMFで講演
  • 加   カナダ10月住宅着工件数
  • 加   カナダ10月失業率



  • 11/9(土)

  • 中   中国 10月消費者物価指数
  • 中   中国 10月生産者者物価指数
  • 中   中国 10月工業生産
  • 中   中国 10月小売売上高
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。