マーケット・プレディクション(11/18〜 11/22)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 98.00 〜 101.00
ユーロ/円 ・・・ 132.00 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・ 91.00 〜 95.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3200 〜 1.3800
11月8日の雇用統計の上方修正と、先週のイエレン次期FRB議長の金融緩和継続についての前向きな発言など
を受けて、ドル円は99円台前半の「三角もちあい」を上抜けし、100円台半ばまでドル高が進みました。
これは9月22日以来3ヵ月ぶりの水準で、再び「ドル先高観」が市場に広がってきた感があります。
また、米株式市場がけん引する形で世界の主要株式市場では株価の高騰が続き、日経平均株価も先週1週間で
1000円を超す上昇を見せるなど、今年5月の「円安、株高」の状況に似て来ました。
唯一異なるのが米長期金利の水準です。
5月には米長期金利が「緩和縮小」を先取りする形で3%まで上昇し、ドル円が103円台まで上昇する原動力に
なりました。
しかし今回は債券も買われているため、長期金利は2.7%程度までしか上昇していません。
そのためドル円の上昇力も、3ヵ月振りのドル高から輸出企業を中心にドル売りが出易い状況ではあるとしても
やや弱いように思われます。
しばらくは100円台をテストしては押し戻される展開が続くのではないでしょうか。
ただ基本的にはドルが底堅く推移すると見ています。
シカゴ先物の建て玉を見ると、ドル高円安傾向が進んだ背景が伺えます。
先週発表された投機筋のポジションは、その前の週に比べ約2万1千枚も円売りポジションが増えて、9万5107枚
でした。
これは9月に100円台を記録した時以来の水準で、投機筋が円売りを加速させていることが理解できます。
このポジションだけで今後「ドル高円安」が進むと予想することには無理がありますが、彼らのポジションと為替相場
の動きはほぼ一致していることから、今後の相場を予測する上では参考になります。
今後の相場を予測する最大のポイントはFRBがいつ緩和縮小に動くのかという点に尽きます。
緩和縮小が近づけば、株と債券が売られ、その結果長期金利が上昇し「ドル高円安」が進み易くなります。
一方、緩和縮小が先延ばしになると債券と株価が上昇し、金利は低下しますが、株高から「リスクオン」が進み
こちらも低金利の円は売られ易くなります。
もっとも、この時に市場が米金利により敏感に反応すればドル安が進むこともあるため注意が必要です。
米国がいずれ、金融緩和縮小に動くことは間違いありません。
だとすれば、長期的には「ドル高円安」に向かうと考えることは自然の流れです。
■ 今週の注目材料 ■
- 11/18 (月)
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
- 11/19(火)
豪 RBA議事録
独 独11月ZEW景況感指数
独 独10月消費者物価指数(確報値)
欧 ユーロ圏11月ZEW景況感指数
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
- 11/20 (水)
日 10月貿易収支
独 独10月生産者物価指数
英 BOE議事録
米 10月消費者物価指数
米 10月小売売上高
米 FOMC議事録(10月29、30日分)
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 11/21(木)
豪 スティーブンス・RBA総裁講演
日 日銀金融政策決定会合
日 黒田・日銀総裁記者会見
独 独11月製造業PMI(速報値)
独 独11月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏11月製造業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏11月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏11月消費者信頼感(速報値)
米 10月生産者物価指数
米 新規失業保険申請件数
米 11月フィラデルフィア連銀景況指数
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 1/22(金)
独 独第3四半期GDP(確報値)
独 独11月IFO景況指数
加 カナダ10月消費者物価指数
加 カナダ10月小売売上高
米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
11/23(土)
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