マーケット・プレディクション(1/13〜 1/17)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 101.0 〜 104.80
ユーロ/円 ・・・ 139.00 〜 144.00
豪ドル/円 ・・・ 92.00 〜 95.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3300 〜 1.3800
先週10日の雇用統計はサプライズでした。
非農業部門雇用者数は市場予想の19万7000人から、7万4000人と発表されました。
一部には寒波のため、予想を下回るとの見方もありましたが、さすがにここまで予想を下回るとは驚きました。
10月と11月はともに20万人を上回り、このままでは3ヵ月連続で20万人を超えるのではといった
「楽観的な見方」が支配的でした。
それだけに、結果発表を受けドル円は105円台から103円台後半まで棒下げとなり、週明けのNY市場では
約1ヵ月ぶりに102円台まで円買いが進行しました。
FRBが先月「緩和縮小」を決めた背景には予算案にメドがついたこともありますが、雇用が緩やかに
回復基調にあるとの見通しもありました。
今回の雇用者数の鈍化で、今月行われるFOMCでの議論に不透明感が台頭しています。
「緩和縮小」は今月から100億ドル減額することを決めばかりですが、「ハト派」とすれば、これで
緩和政策のさらなり継続を主張する口実を得たことになります。
すぐに「緩和縮小」が元に戻されるとは思いませんが、今回のサプライズが今後の議論に一石を投じることは
間違いないところです。
また、失意業率はリーマンショック後最低水準となる6.7%まで低下しましたが、こちらは労働参加率が
低下していることにも起因していると思われ、手放しでは喜べません。
雇用者数の伸びの鈍化を受けて、週明けのNY市場ではダウは179ドル下落し、安全資産の債券は買われ、
長期金利は2.82%台まで低下しています。
日米金利差の拡大が今後のドル高円安への基本的なサポートだとする見方にやや不透明感が出て来ました。
個人的には今後も上記シナリオを維持して行きたいと思いますが、それでも気になるのがNYの株式市場の行方です。
昨年12月には特段理由のないまま上昇を続け「9連騰」を演じたのは記憶に新しいところです。
今年に入ってはどちらかと言えば「下げ基調」を維持していますが、今週からは米企業決算も本格化することから、
NY株式市場を占ううえで、決算発表の内容が一つのポイントになります。
米トムソンロイターは、米主要500社の10−12月期決算は7%の増益と予想しています。
もしそうだとすれば、株価のサポートになり、株価の上昇はドル円の上昇につながります。
決算発表にも注意が必要です。
今後の焦点はFRBが「緩和縮小」をこのまま継続して行くのかどうかです。
その意味で今週は多くのFOMCメンバーの講演が控えています。
これらのメンバーの発言内容と、発表される米経済指標の良し悪しが今後の緩和政策に影響を与えます。
■ 今週の注目材料 ■
- 1/13 (月)
日 東京市場休場(成人の日)
米 12月財政収支
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 1/14 (火)
日 12月国際収支
日 12月景気ウォッチャー調査
欧 ユーロ圏11月鉱工業生産
米 12月小売売上高
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
米 世銀、世界成長見通しを発表
米 決算発表 → JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ
- 1/15 (水)
日 12月マネーストック
欧 ユーロ圏11月貿易収支
米 ベージュブック(地区連銀経済報告)
米 1月NY連銀製造業景況指数
米 12月生産者物価指数
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 決算発表 → BOA
- 1/16 (木)
豪 豪12月雇用統計
日 日銀支店長会議
欧 ECB月例報告
欧 ユーロ圏10月消費者信頼感(改定値)
米 12月消費者物価指数
米 新規失業保険申請件数
米 1月フィラデルフィア連銀景況指数
米 1月NAHB住宅市場指数
米 バーナンキ・FRB議長講演
米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁、パネル討論会に参加
米 決算発表 → ブラックロック、ゴールドマンサックス、シティーグループ、アメックス
英 英12月小売売上高
米 12月住宅着工件数
米 12月建設許可件数件数
米 12月鉱工業生産
米 1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 決算発表 → モルガンスタンレー、GE
1/19(日)
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