マーケット・プレディクション(5/26〜 5/30)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 100.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・ 135.00 〜 140.00
豪ドル/円 ・・・ 92.00 〜 96.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3500 〜 1.4000
先週は日銀決定会合後の黒田総裁の発言をきっかけにドル円は100円81銭までドル安が進みましたが、
2月のケースと同様、そこを底値に反発を見せ、先週末のNYでは102円台を回復しています。
これで100円台後半が2度サポートされ、底堅い相場観ができてはいますが、それでもまだ上値も
重く、どちらかと言えばレンジの中で「まだ下値を試す可能性の方が高い」と予想しております。
景気回復が続くものの、米国の利上げに踏み切る時期が、早くとも2015年後半から2016年に
先延ばしになるという見方が増える一方、日銀の「追加緩和」観測が後退しており、その結果米長期金利は
低下傾向をみせ、日米金利が縮小したことがドルの上値を重くしています。
米長期債が買われ金利が低下傾向を示す一方、株価は堅調です。
先週末のS&P500は、初めて引け値で1900を超え、史上最高値を更新しました。
また、ダウも1万6600ドル台で、ほぼ史上最高値圏にあります。
つまり米国では現在「株高と債券高」が同時に起きていることになります。
このまま両金融市場が揃って上昇することは、本来あり得ないはずです。
それは債券は安全資産で、株はリスク資産だからです。
この代表的な商品がどちらか一方に大きく振れた時が、ドル円の方向を見極められる時かもしれません。
米国の有力経済誌「バロンズ」は今週号で、FRBは年内に再びQEを拡大させ、米長期金利は2%を割りこみ、
その結果ドル安が進むと言う見方があることを紹介しています。
私を含めて、多くの専門家は米国のQEは年内に終了すると予想しています。
上述のように、それでもすぐにFF金利引き上げに踏み切るとは思えませんが、QEの年内終了は市場コンセンサス
だと思われます。
それが再びQE拡大に舵を切ると言うことは、米景気が再び落ち込むということになります。
現在足許の経済指標にもその傾向はまったく見ることができません。
唯一長期金利の低下傾向を正当化できる説明が見つけにくいことは事実ですが、それでもQEの拡大には
結びつきません。
上記の見方はまだ極めてまれなものと思いますが、今後も経済指標はしっかりと押さえていく必要があります。
今週はGDP改定値など、そこそこの指標が発表されますが、それほど大きな動きがあるとも思えません。
それは来週には最大のヤマバとなる「ECB理事会」と「米雇用統計」が控えているからです。
ドル円はやや上値が重く、ユーロドルも上値の重い展開を予想しています。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/26(月)
日 日銀金融政策決定会合議事要旨(4月30日分)
日 岩田・日銀副総裁講演
米 NY債券・株式市場休場(メモリアルデー)
- 5/27(火)
米 4月耐久財受注
米 3月ケースシラー住宅価格指数
米 3月FHFA住宅価格指数
米 5月消費者信頼感指数
米 5月リッチモンド連銀製造業指数
- 5/28(水)
日 黒田・日銀総裁講演
中 中国 4月工業利益
独 独5月雇用統計
欧 ユーロ圏4月マネーサプライ
欧 ユーロ圏5月景況感指数
- 5/29(木)
欧 スペイン1−3月期GDP
米 1−3月期GDP(改定値)
米 新規失業保険申請件数
米 4月中古住宅販売成約指数
米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
5/30(金)
日 4月失業率
日 4月消費者物価指数
日 4月鉱工業生産
米 4月個人所得
米 4月個人支出
米 4月PCEコアデフレーター
米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
米 5月シカゴ購買部協会景気指数
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
6/1(日)
中 中国 5月製造業PMI(速報値)
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