今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/16〜 6/20)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  100.000 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  135.00 〜 141 .00
豪ドル/円 ・・・   94.00 〜   98.00
先週のドル円は週初からややドルや安が続き、再び101円台後半を試す展開でした。


これまで続いてきた101−13円のレンジ抜けはならず、依然として膠着状態が続いています。


一方、ポンド円はカーニーBOE総裁が「利上げの時期は投資家が予想しているより早まる可能性がある」


と発言したことで急騰。一時173円台前半までポンド高が進みました。





またNZドルは、今年3回目となる政策金利引き上げをきめ、さらに年内に2〜3回の利上げの可能性を


示唆したため、88円台半ばまでNZドル高が進行しています。


先進国では、日欧が今後の緩和策を探る金融政策を模索ており、米英やNZなどが利上げのタイミングを


探る政策運営のへと舵を切りなおしています。


結局、上記為替の動きはこれらを適切に反映した格好になっています。





先週末に発表されたIMMの通貨ポジションでは、投機筋の円売り枚数が再び拡大してきたことが


注目されています。


IMMでの円売りポジションは昨年12月24日に14万3000枚を超え、ドル円も105円台


半ばまで円安が進んだことは記憶に新しいところです。


彼らは基本的には「順張り」をメインにしており、彼らが円売りのポジションを増やせば「ドル高円安」が進み


逆に、円売りのポジションを縮小すると「ドル安円高」方向に動くことはよく知られています。





円売りのポジションは昨年12月をピークに減少し、今年5月20日には5万3700枚ほどまで減りました。


その間のドル円の推移を見てみると、やはり円高ドル安に変化しており、彼らも今年はさらに円安が進むと


予想していたものの、米金利の低下などを背景に円高が進んだことから円を、買い戻したことが伺えます。





その円売り枚数が先週10日時点では8万1000枚と再び増加しており、ここ3週間は全て売り持ちが増えている


ことになります。


安倍首相が「成長戦略」の発表を6月に行うことで、再度「アベノミクスへ賭けてきた」といったら、言い過ぎ


でしょうか。


そのアベノミクスは先週末にその骨子が発表され、注目されていた法人税減税は「数年で20%台にする」という


言い回しで落ち着きました。





今週の材料はやはり週央のFOMCに尽きます。


これまで進めてきたテーパリングをさらに進めることは確実だと思われますが、今回のFOOMCは政策発表後に


イエレン議長の記者会見が予定されています。


前回の記者会見で、テーパリング終了後の利上げのタイミングを聞かれ「おそらく6ヶ月程度」と答え、市場に


サプライズを与えたことがあるだけに、今回の記者会見も注目されます。


また、新副議長に大物の「フィッシャー氏」が就任することも注目されます。


同氏の大学教授時代の教え子に前議長のバーナンキ氏などがおり、FOMC内の「タカ派」へのけん制になるとの


見方もあります。









■ 今週の注目材料 ■



6/16(月)

  • 欧   ユーロ圏5月消費者信頼感(改定値)
  • 米   6月NY連銀製造業景況指数
  • 米   5月鉱工業生産
  • 米   6月NAHB住宅市場指数



  • 6/17(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 独   独6月ZEW景況感指数
  • 英   英5月生産者物価指数
  • 英   英5月消費者物価指数
  • 米   FOMC(18日まで)
  • 米   5月消費者物価指数
  • 米   5月住宅着工件数
  • 米   5月建設許可件数   



  • 6/18(水)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(5月20日、21日分)
  • 日   5月貿易収支
  • 英   BOE議事録
  • 米   FOMC政策発表
  • 米   イエレン議長記者会見
  • 米   バーナンキ・FRB前議長講演



  • 6/19(木)

  • 英   英5月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   5月景気先行指標総合指数
  • 米   6月フィラデルフィア連銀景況指数



  • 6/20(金)
  • 独   独5月生産者物価指数
  • 欧   ユーロ圏6月消費者信頼感(速報値)
  • 加   カナダ4月消費者物価指数
  • 加   カナダ5月小売売上高





  • 6/14(日)


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。