今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/30〜 7/4)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  100.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  135.00 〜 140 .00
豪ドル/円 ・・・   94.00 〜   98.00
先週末、ドル円は重要な節目である「200日線」を下回り。101円31銭までドル安が進みました。


その後のNY市場では小動きでしたが、週明けの月曜日も東京市場で101円24銭まで下落するなど、


今週のドル円はドルの下値を探る展開になると予想します。





日銀、ECBなど、世界の中央銀行は緩和策を継続し、市場に大量の資金供給を継続していることで、


金利下落圧力が増し、資金は主要国の国債に向かっています。



2010b年の欧州債務危機ではスペインの国債が売られ、一時7%近辺まで金利が上昇し、スペインが


ユーロ圏から離脱するなどとまことしやかに語られた時期とは隔絶の感があります。





市場では今後しばらくは金利が上昇しないと判断した投資家が、ユーロ圏では比較的利回りの高い


スペイン国債に資金を振り向けたことが背景かと思われます。


また、だぶついた資金は引き続き株式市場にも向かっており、株高、債券高という現象が起きています。





この動きは米国債にもあてはまり、米国債は2.6%台を頭に、再び金利が低下傾向を見せており、ドル円の


上値を抑える役割を果たしているが現状です。


そのため、上述のようにドル円は下値を探る展開になっています。


ひとまずは101円前後までの下落を予想していますが、日経平均株価が1万5000円を大きく割りこむ


様だと、100円80銭前後後の、これまた重要な節目をためすかもしれません。





今週末は、NY市場が休場のため毎月恒例の雇用統計は前日の木曜日に発表されます。


そしてこの日はECBの政策金利も発表されるなど、重要経済指標が目白押しです。


ドル円はややドル安目線で見てますが、この日の結果次第では再び103円に向かうことも否定できません。


先週末のドイツの消費者物価指数が市場予想を超えていたことから、ECBはさらなる追加緩和策を


実施できないとの観測も急速に台頭してきました





仮に、そのように状況になると、ユーロドルが再び上値を取りに行くことにもなり、ドル円にとっても


円高ドル安の流れを加速させることも予想されます。


一方、6月の雇用統計では非農業部門雇用者数は21.5万人と予想され、これが上振れするようだと


ドルが買い戻されることにもなります。


2014年もちょうど半分が終わり、後半へと進んでいきますが、今年前半のように、どちらかと言えば


ドル安円高の流れが継続するのか、あるいは昨年後半のようにドル高が加速していくのか、今度の


雇用統計が、その試金石になるような気もします。









■ 今週の注目材料 ■



6/30(月)

  • 日   5月鉱工業生産 
  • 欧   ユーロ圏5月マネーサプライ
  • 欧   ユーロ圏6月消費者物価指数(速報値)
  • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数  
  • 米   5月中古住宅販売成約指数
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 加   カナダ4月GDP



  • 7/1(火)

  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 日   6月日銀短観
  • 中   中国 6月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 6月HSBC製造業PMI(改定値)
  • 独   独6月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏6月製造業景況感指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏6月失業率
  • 英   英6月製造業PM
  • 米   6月ISM製造業景況指数



  • 7/2水)

  • 豪   豪5月貿易収支  
  • 日   6月マネタリーベース
  • 欧   ユーロ圏5月生産者物価指数
  • 米   6月ADP雇用者数 
  • 米   イエレン・FRB議長講演 



  • 7/3(木)

  • 豪   豪5月小売売上高
  • 豪   豪5月住宅建設許可件数
  • 中   中国 6月非製造業PMI
  • 中   中国 6月サービス製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏6月総合景気指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏6月サービス業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏5月小売売上高
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   5月貿易収支
  • 米   6月雇用統計
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   6月ISM非製造業景況指数



  • 7/4(金)
  • 米   NY市場休場(独立記念日)





  • 7/6(日)


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。