今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/7〜 7/11)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  101.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  137.00 〜 141 .00
豪ドル/円 ・・・   94.00 〜   98.00
低ボラティリティーが続き、値動きが極端に少ないドル円ですが、それでも先週は週末に向けやや値動きが


見られました。


前の週に、重要なテクニカルである「200日」移動平均線を下抜けしたドル円は、上値が重く、ジリジリと
円が買われ、一時101円24銭までドル安が進みました。


しかし、その後のADP雇用者数や労働省発表の雇用統計の内容が大きく上振れしたことでドル円は102円台


を回復し、102円27銭までドルが反発しました。





この結果、ドル円は上記「200日線」を再び上回り、元に戻った形です。


しかし、雇用者数の大幅増加の割には依然としてドルの上値が重いという印象は拭い切れません。


これは米長期金利が株高にもかかわらず上昇してないことや、ドル円の変動率が歴史的にも低水準


に留まっていることが理由かと思われます。





2014年も後半に入り、さすがにこれからはドル円も動き出すのではという期待感もあります。


米景気は先週の雇用統計の結果だけではなく、住宅や製造などの指標も軒並み好調さを示しており、


日米欧で比較すれば、米国が明らかに先頭を走っており「出口」に最も近いことは間違いありません。


だからこそ先週、NYダウは1万7000ドルの大台乗せを果たし、他の株価指数も全て大きく上昇しました。


先進国がこぞって実施している緩和策の影響から株式市場にも大量の資金が流れ込んでいることも


相場を牽引している側面もあります。





この米株式市場がさらに一段の上昇を見せるようだと、リスクオンの流れが強まりドル円も102円台半ばを


試す可能性もありそうです。


今週からは米企業の第2四半期決算の発表が始まります。


まずは明日(8日)、アルミ大手のアルコアが決算発表を行います。ロイターによると、米企業の4−6月期


決算は前期比3%程度収益が伸びているとの観測もありま、今後の株価にも期待が持てそうです。





6月の雇用統計のような上振れがさらに続くようなら、米政策金利引き上げの前倒しも期待できそうで、


米大手投資銀行のゴールドマンサックは、それまで2016年と予想していた政策金利引き上げの時期を、


2015年の第3四半期へと前倒しを発表しています。


今後さらに雇用が安定的に増加するようなら、他の調査機関も利上げの観測の前倒しに動く可能性が


出て来ます。





今週は102円台を何処まで買い進めるのかが焦点です。


先週まであった、ドル円が100円台まで下落するという観測もやや後退しています。


依然としてドルの上値が重い中、株価をにらみながら102円台を固める動きに期待したいと重います。









■ 今週の注目材料 ■



7/7(月)

  • 日   日銀支店長会議
  • 日   5月景気動向指数
  • 独   独5月鉱工業生産



  • 7/8(火)

  • 日   5月国際収支
  • 日   6月景気ウォッチャー調査
  • 独   独5月貿易収支
  • 米   5月消費者信用残高
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 7/9(水)

  • 中   中国 6月消費者物価指数
  • 中   中国 6月生産者者物価指数
  • 米   FOMC議事録(6月17、18日分)
  • 加   カナダ6月住宅着工件数  



  • 7/10(木)

  • 豪   豪6月雇用統計
  • 中   中国 6月貿易収支
  • 欧   ECB月例報告
  • 英   BOE政策金利発表
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演



  • 7/11(金)
  • 独   独10月消費者物価指数(改定値)
  • 米   6月財政収支 
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 加   カナダ6月失業率





  • 7/13(日)


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。