今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/21〜 7/25)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  101.50 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  136.00 〜 140 .00
豪ドル/円 ・・・   94.00 〜   97.00
先週木曜日、マレーシア機がミサイルで攻撃され、ウクライナに墜落した事件が発生し、NYダウは170ドルを


超える下落。「恐怖指数」と呼ばれる「VIX指数」も急騰し、地政学的リスクが高まりました。


ドル円も下落し、一時101円09銭まで円高が進行しましたが、それ以降はむしろドル高傾向に転じています。


ドル円の膠着状態は依然として続いており、異例な事態になっています。





通常、上記のような事件がおきれば安全資産の円が買われ、円は主要通貨に対して全面高の展開になります。


今回の事件が「それほど深刻な状況にはならない」とすれば、円が買われるのも限界がありますが、米国が非難している


ように、親ロシア派がロシアの援助を受けて、ロケット弾で間違えて民間航空機を打ち落としたとすれば、そう簡単な


話ではありません。





その結果、300名近い民間人が死亡しております。


最大の犠牲者を出してたオランダのルッテ首相は厳しい非難の声明を発表し、今後のロシアの対応次第では


金融などを含む最大限の制裁を決定するとまで述べております。


事態の進展次第ではまだ円が買われる場面がありそうです。





それにしてもドル円のい膠着振りには驚きます。


先月6月は過去2番目となる値幅の小ささでしたが、今月もこれまでわずか1円20銭ほどしか値動きがありません。


インターバンク市場の出来高も先週末時点では、1日平均出来高が56億ドルと、1995年12月以来の少なさ


だそうです。


そうでないことを願いますが、このまま年末まで低ボラティリティーが続くのかとやや心配になってきます。





ユーロ円は先週136円81銭まで下落し、「日足」でも重要なサポートを下抜けしてきました。


下値のメドは2月に記録した136円25銭前後だと思いますが、その水準を抜けると、やや下値のメドが


つきにくくなる懸念があります。


ECBが次の一手をどのよな形で打ってくるかによりますが、ドル円と同様にやや上値が重い展開続きそうです。





シカゴ通貨先物市場でも、建て玉を見ると大きな変化がなく、投機筋も相場の先行きには自信が持てていないことが


読み取れます。


ドル円は依然として「円売り」ポジションが「買い」ポジションを上回っていますが、その枚数はほとんど変化して


いません。


すでに夏休みモードに入っているといえますが、反対に通常は動かない夏だからこそ、動くかもしれないという


淡い期待を持っています。









■ 今週の注目材料 ■



7/21(月)

  • 日   東京市場休場(海の日)



  • 7/22(火)

  • 中   中国 6月景気先行指数  
  • 米   6月消費者物価指数
  • 米   5月FHFA住宅価格指数
  • 米   6月中古住宅販売件数  
  • 米   7月リッチモンド連銀製造業指数



  • 7/23(水)

  • 豪   豪第2四半期消費者物価指数
  • 欧   ユーロ圏7月消費者信頼感(速報値)
  • 英   BOE議事録
  • 加   カナダ5月小売売上高  



  • 7/24(木)

  • 日   6月貿易収支
  • 中   中国 7月HSBC製造業PMI(速報値)
  • 独   独7月製造業PMI(速報値)
  • 独   独7月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)
  • 英   英6月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   6月新築住宅販売件数



  • 7/25(金)
  • 日   6月消費者物価指数
  • 独   独7月ifo景況感指数
  • 欧   ユーロ圏6月マネーサプライ
  • 英   英4−6月期GDP(速報値)
  • 米   6月耐久財受注





  • 7/27(日)

  • 中   中国 6月工業利益
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。