今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/28〜 8/1)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  101.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  135.00 〜 139 .00
豪ドル/円 ・・・   94.00 〜   97.00
先週ユーロドルは節目の1.3台を割り込み、1.3420近辺までユーロ安が進みました。


ユーロ圏の景気を牽引してきたドイツの景気にややかげりが出てきたことや、ECBがさらなる


包括的緩和策を講じるとの観測も根強く、ユーロは上値の重い展開が続いています。





先週末に発表されたシカゴ通貨先物市場での建て玉もユーロ売り枚数は増加していました。


ネットの売り持ち枚数は8万8800枚を超えており、この枚数は今年最大の「売り持ち」です。


ヘッジファンドなど投機筋も、もう一段のユーロ安を見込んでいるようです。





一方ドル円は101円〜102円の狭いレンジでの膠着が続いています。


株価との関連性がやや薄れ、日銀のインフレ目標もほぼ想定通り進んでいることがドル円の上値を


抑えています。


方や下値の方も、ウクライナ情勢やイスラエル問題の混迷の割には底堅く、こちらも地政学的リスクが


意識される割には円買いがそれ程進んでいないというのが正直な印象です。


このように上にも下にも動けないというのが実態ですが、低水準が続くドル円のボラティリティーには


若干の変化が伺えます。





今月中旬には3ヶ月のボラティリティーが5.125%程度まで低下し、記録的な低ボラを示現しましたが、


執筆時(7月29日)のそれは、5.63%程度まで反発しています。


まだ絶対値は低いものの、ボラの低下傾向に歯止めがかかったように思えます。


今週は米国の重要経済指標も多く発表されることから、「今週こそは」という期待が膨らみます。





今週は先ず29日からFOMCが開催され、30日には声明文が発表されます。


今回はイエレン議長の記者会見は予定されていないことから、100億ドルの債券購入の減額が


発表されるのみと見られます。


30日には4−6月期のGDP速報値が発表されます。


今回は+3.0%とい予想されていますが、上振れするとの見方もあり、もしこの値を上回るようなら


米景気の拡大が見込まれ、ドル高への期待も膨らみます。





そして1日には恒例の雇用統計と、ISM製造業景況指数が出されることになっており、どちらも重要です。


このように、今週は重要経済指標が目白押しです。


いよいよ7月も終わり、8月に入りますが、例年サマーホリデーのためそれほど大きな値動きはありません。


今週の重要指標を終えても動きが見られないようなら、さすがにあきらめムードが拡大しそうです。


ポジションを持ってる以上、予断を許さずマーケットと対峙することが必要です。






■ 今週の注目材料 ■



7/28(月)

  • 米   6月中古住宅販売成約指数  



  • 7/29(火)

      
  • 日   6月失業率
  • 米   5月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   7月消費者信頼感指数



  • 7/30(水)

  • 日   9月鉱工業生産
  • 独   独7月消費者物価指数(速報値)
  • 米   7月ADP雇用者数 
  • 米   4−6月期GDP(速報値)
  • 米   FOMC政策発表



  • 7/31(木)

  • 豪   豪6月住宅建設許可件数
  • 独   独6月小売売上高
  • 独   独7月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏7月消費者物価指数
  • 欧   ユーロ圏6月失業率
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数
  • 加   カナダ5月GDP



  • 8/1(金)
  • 豪   豪第2四半期生産者物価指数
  • 中   中国 7月非製造業PMI(速報値)
  • 英   英11月サービス業PMI
  • 米   7月雇用統計
  • 米   6月個人所得
  • 米   6月個人支出
  • 米   6月PCEコアデフレーター
  • 米  7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
  • 米   7月ISM製造業景況指数





  • 8/3(日)

  • 中   中国 7月非製造業PMI(速報値)
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。