今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/11〜 8/15)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  101.00 〜 103.00
ユーロ/円 ・・・  135.00 〜 139 .00
豪ドル/円 ・・・   94.00 〜   97.00
ドル円は今月始めに103円台を記録した後、再び上値の重い展開が続き、先週末の東京時間には「地政学的リスク」の


高まりから101円51銭まで円が急騰する場面がありましたが、その日のNY時間には一転して円が売られる展開となり、


102円台前半まで円安が進みました。





米軍のイラン過激派組織への空爆で「リスクオフ」が高まったと思いきや、ウクライナ国境でロシア軍が軍事演習を終了し、


それぞれの部隊へ帰投したとの報道で「リスクオン」に傾いたものです。


結局ドル円は「往って来い」となり、これまでの101円〜103円のレンジは依然として抜けない状況になっています。





市場予想を大きく上回ったGDPの発表を受けても上抜けできないドル円は、一方で米国が軍事行動に出ても下抜けできません。


確かに上値は、FRBによる緩和政策が終了しても利上げまでの期間が読めないことから米長期金利は2.45%前後で


低位安定しています。


金利が上昇しない以上、なかなかドルを買うわけにはいきません。





下値についても、GPIFによる株式への資金配分が噂され、それ以外にも公的年金資金やかんぽ生命なども株式へ


資金を増額するとの見方もあり、株高はドル高につながりやすいため、101円台では積極的にドルショートへは


ポジションを傾けにくいのも事実です。


上にも下にも値幅は限定的と見る以外なさそうです。






今週はそれほど重要な経済指標は予定されてはいません。


あえて挙げれば13日に発表される日本の4−6月期GDP(速報値)でしょう。


消費税増税引き上げ前の反動から、今回のGDPは大幅な減速が見込まれています。


市場予想は「マイナス7.1%」程度のようです。r>

1−3月期が消費税増税前の駆け込み需要から「+6.7」でした。


従って、もし上記予想が正しければ、増税前の駆け込み需要を考慮しても、その後の反動の方が大きいことになります。





安倍首相は、7−9月期のGDPを確認してから2015年10月からの「消費税10%」に進むかどうかの判断を行うとしています。


今回第2四半期GDPが予想以上に落ち込んでいるようなら、「消費税10%」への影響も多少考えられます。


アベノミクスもも最早神通力を失ったと言われる中、今後の景気の落ち込み次第では、「消費税引き上げ延期」が


まったくないわけではありません。


ただ、為替への直接的な影響については「マイナス7.1%」までは既に織り込んでいると予想します。


従って、突っ込み売りには注意したいと思います。





ユーロ円は先週136円台を一時割り込みましたが、その後は137台まで反発しました。


戻りを売る姿勢でいいものと思いますが、200日線(1時間足)の位置する137円20銭前後はポイントになろうかと


思います。









■ 今週の注目材料 ■



8/11(月)

  • 加   カナダ7月住宅着工件数     



  • 8/12(火)

  • 独   独8月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏8月ZEW景況感調査
  • 米   7月財政収支 



  • 8/13(水)

  • 日   4−6月GDP(速報値)
  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(7月14、15日分)
  • 中   中国 7月小売売上高
  • 中   中国 7月工業生産
  • 独   独7月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏6月鉱工業生産
  • 英   BOE、四半期物価報告
  • 英   英7月失業率 
  • 米   7月小売売上高
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演 
  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演



  • 8/14(木)

  • 独   独4−6月期GDP(速報値)
  • 仏   仏10−12月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4−6月期GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月消費者物価指数
  • 欧   ECB月例報告
  • 米   新規失業保険申請件数



  • 8/15(金)
    英  英4−6月期GDP(改定値)
  • 米  8月NY連銀製造業景況指数
  • 米  7月生産者物価指数
  • 米  7月鉱工業生産
  • 米  8月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)





  • 8/16(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。