今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/25〜 8/29)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  102.50 〜 105.00
ユーロ/円 ・・・  134.00 〜 139 .00
豪ドル/円 ・・・   95.00 〜 98.00
先週末のワイオミング州ジャクソンホールで行われたイエレン議長の講演では労働市場の回復を認めたものの、


先行きには依然として緩み(スラック)があるとの認識を示し、内容的には中立だったと受け止めています。


しかし、それに先立って公表された7月のFOMC議事録では。これまで以上に利上げのタイミングが議論されて


いたことが明らかになり、市場はイエレン議長がその見方に慎重な発言を行うのではなかという予想もありました。


このため、中立だったも関わらず、ドル円は104円20銭までドルが買われ、今年1月以来、7ヶ月振りの


「ドル高円安」水準を記録しています。





ドル円はその後週明けのオセアニア市場では、104円49銭までさらに上昇し、先週から続いているドル高トレンドが


加速して来ました。


ここまで来ると、1月に記録した105円45銭が意識されそうです。


ただ、すぐにこの水準を抜けてくるとも思えません。


やや上昇スピードが早すぎることや、米国の長期金利が依然として低位で安定していることがその理由です。


上昇トレンドに入ったとは思いますが、この動きが落ち着きを取り戻せば104円を巡る攻防になるのでないかと


予想しています。





米労働市場の回復は順調です。


従って、年内に量的緩和が終了することはほぼ間違いありません。


来年に掛けては、膨らんだFRBの資産の売却のタイミングを探る動きになり、政策金利の引き上げはその先の話です。


なにしろ、過去に経験したことのない量的緩和策を講じてリーマンショック後の異次元の対応を行ってきたわけです。


正常な金融政策に戻すのにも、それなりの難しさがあることは当然です。





金融正常化に向けてのメッセージは9月の雇用統計を経て、9月16日〜17日のFOMCで議論される可能性が


高いと予想しています。


9月の雇用統計でしっかり20万人を超える雇用増が確認できれば、さらに利上げのタイミングが前倒しになって


くると予想されます。





今週は住宅関連指標が多く発表されます。


住宅関連指標も先週までのものを見ると、改善傾向が見て取れます。


こちらも上振れするようだと、利上げ観測前倒しにつながってくるため、注意が必要です。


今週は105円に向けた動きを見せる可能性がありますが、後を追いかけるにはやや水準が気になります。


かといって、押し目を待ってもどこまで押し目があるか疑問です。


103円台前半まで押し目があれば、年後半に向けてロングポジションを構築するのもありと思います。






■ 今週の注目材料 ■



8/25(月)

  • 独   独8月ifo景況感指数    
  • 米   7月新築住宅販売件数   



  • 8/26(火)

  • 中   中国 7月景気先行指数
  • 欧   プーチン大統領、関税同盟の会合に出席(ベラルーシ)
  • 米   7月耐久財受注
  • 米   6月FHFA住宅価格指数
  • 米   6月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   8月消費者信頼感指数
  • 米   8月リッチモンド連銀製造業指数



  • 8/27(水)

  • 独   独7月GFK消費者信頼感



  • 8/28(木)

  • 独   独8月雇用統計
  • 独   独8月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数(速報値)
  • 伊  イタリア4−6月期GDP(改定値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   4−6月期GDP(改定値)
  • 米   7月中古住宅販売成約指数



  • 8/29(金)

     
  • 日   7月失業率 
  • 日   7月消費者物価指数
  • 日   7月鉱工業生産 
  • 独   独7月小売売上高  
  • 欧   ユーロ圏7月失業率
  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数(速報値)  
  • 米   7月個人所得
  • 米   7月個人支出
  • 米   7月PCEコアデフレーター
  • 米  8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
  • 加   カナダ6月GDP





  • 8/23(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。