今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(9/8〜 9/12)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  103.00 〜 106.50
ユーロ/円 ・・・  134.00 〜 138.00
豪ドル/円 ・・・   96.00 〜 100.00
先週は第2次安倍改造内閣で塩崎氏が厚生労働大臣に就任したことで、GPIFの改革が進むとの思惑から株高と


ドル高が進み、ドル円は2008年10月以来となる105円71銭まで上昇しました。


今回のドル高はGPIFという特殊要因だけではなく、11日はECBが再度利下げに踏み切り、ユーロが節目の


1.30を大きく割り込んだこともドル買い円売りを後押しした側面があります。





また、良好な米経済指標を背景に利上げが前倒しになるとの見方も徐々に拡大しており、実際政策金利を反映


しやすい、米2年国債の利回りもじわじわと上昇しています。


イエレンFRB議長は依然とし慎重な姿勢を崩してはいせんが、景気回復が想定を上回るスピードであれば、


利上げが早まる可能性があることは何度も繰り返しています。


来週開催されるFOMCでどのような議論がされ、どのような声明文が公表されるのか、非常に注目され、


これから年末に掛けての相場へ大きな影響を与えることになります。





ドル円は105円71銭まで上昇したことで、今年のドル最高値を更新しています。


昨年12月と今年の1月2日に記録した105円45銭を上回ったことで、個人的には107円から108円程度


までのドル高もあり得ると予想しています。


日米欧で、米国が明らかにリーマンショックからの回復をいち早く成し遂げたことが、金融政策の差として


意識された結果であるといえましょう。





シカゴ先物市場の建て玉を見てもさらに「ドル買い」が増えています。


円の売り持ち枚数は、前の週より14、417枚増えて、117、308枚でした。


また、ユーロも前の週より10.766枚増えて161、423枚になっています。





ここから伺えることは、投機筋はドル高が進んで円とユーロは大きく売られているにも関わらず、枚数をさらに


増やしているということです。


円とユーロを買い戻しながらも、タイミングを見てさらに売り増しているということです。


もう一段のドル高を見込んでいるということになります。





今週はあまり重要な経済指標はありません。


引き続き、米国の利上げのタイミングを左右する発言やイベントに注意しながら、やはりドル高と予想するのが


基本になります。


ドル円では個人投資家のショートが積みあがっていると見られます。


ドルが下がったら買い戻すということですが、なかなか大きな下げが見られません。


まだドルの天井感は出てきていないと思われ、出遅れ感のある日経平均株価の行方にも注意したいと思います。






■ 今週の注目材料 ■



9/8(月)

  • 日   7月経常収支
  • 日   4−6月GDP(改定値)
  • 日   8月景気ウォッチャー調査
  • 中   中国 8月貿易収支
  • 独   独7月貿易収支
  • 独   独7月経常収支
  • 米   7月消費者信用残高      



  • 9/9(火)

  • 日   8月マネーストック
  • 英   英7月鉱工業生産 
  • 加   カナダ8月住宅着工件数
  • 米   タルーロ・FRB上院で証言  



  • 9/10(水)

  • 豪 
  • 日   岩田・日銀副総裁、金沢市で講演と記者会見
  • 中   中国 世界経済フォーラム、夏季ダボス会議(天津)



  • 9/11(木)

  • 豪   豪8月雇用統計
  • 中   中国 8月消費者物価指数
  • 中   中国 8月生産者物価指数
  • 独   独8月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ECB月例報告
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   8月財政収支



  • 9/12(金)

  • 日   黒田・日銀総講演(政策研究大学院大学) 
  • 欧   ユーロ圏7月鉱工業生産 
  • 米   8月小売売上高
  • 米  9月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 





  • 9/13(土)

  • 中   中国 8月小売売上高
  • 中   中国 8月工業生産
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。