今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/24〜 11/28)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  116.00 〜 120.00
ユーロ/円 ・・・  145.00 〜 150.00
豪ドル/円 ・・・  100.00 〜 103.00
先週20日、ドル円は一瞬でしたが118円98銭まで上昇し、ほぼ119円まで円安が進行しました。


先月末の「追加緩和」の発表から、僅か3週間あまりで約10円もの円安ということになります。


麻生財務大臣ならずとも「円安のスピードが速すぎる」と感じるのは自然です。


日米金融政策の方向性の違いに加え、消費税増税延期と衆議院解散でさらに円安が進み、120円が手の届く


状況になっています。


こうなると、既にテクニカルやファンダメンタルズだけでは説明仕切れない水準に到達しており、市場のセンチメントが


かなり円安方向に傾いていると考えざるを得ません、





「とにかく円を売っておけば利益が出る」、そんな雰囲気を感じます。


何だかんだと言っても、「それが市場だ」と言われればその通りですが、上がり続ける相場はありません。


どこかのタイミングでその反動がでてくることになりますが、なかなか調整らしい調整がないのも事実です。


ここはひとまず、「120円台を見るまではドルが買われる」と、腹をくくってかかるしかありません。





ここにきて来年のドル円相場を引き上げる動きも目立ってきました。


ブルームバーグによると、ヘッジファンドのダブルライン・キャピタルの創立者、ジェフェリー・ガンドラック


CEOは、CNBCの番組で、誰もが125−140円になると思っており、「私もそう思う」と発言し、最終的には


200円に達するだろう、と述べています。





また、オーストラリアの大手銀行、コモンウェルス銀行は、経常収支バランスの崩壊と、金融政策の方向性が


他の中央銀行とかい離していることを理由に、2015年3月のドル円相場を110円から120円に、さらに


2015円12月を116円から130円に引き上げています。





「200円」はオーバーとしても、来年のドル円は、今の円安傾向が続き、円が一段と売られると予想されています。


個人的にも、そろそろ2015年の相場予想を書き上げるタイミングですが、120円から125円に設定する


つもりです。


やはり、来年には米国が利上げを実施すると思います。


現在の長期金利も2.3%台で推移していますが、少なくとも4.0〜5.0%程度には上昇すると考えられ、


それに伴い、ドルが買われる展開が予想されます。





今週は11月最後の週です。


ここまでの円売りポジションも9万2000枚を超えるレベルまで膨らんできました。


ただ、これは過去の最高水準から比較すると、まだ売り持ちを積み上げる余地は残っています。


ドル円は120円近辺まで上昇すると予想しますが、問題はその後さらに上昇するのか、あるいは一旦は


達成感からもみ合うのかを見極めることになりそうです。









■ 今週の注目材料 ■



11/24(月)

  • 日   東京市場休場(勤労感謝の日の振り替え休日)) 
  • 独   独11月IFO景況指数



  • 11/25(火)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(10月31日分)
  • 中   中国 10月景気先行指数
  • 独   独7−9月期GDP(改定値)
  • 欧   OECD半期経済見通し発表
  • 米   7−9月期GDP(改定値)
  • 米   9月FHFA住宅価格指数
  • 米   9月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   11月消費者信頼感指数
  • 米   11月リッチモンド連銀製造業指数
  • 加   カナダ9月小売売上高



  • 11/26(水)

  • 英   英7−9月期GDP(改定値)
  • 米   10月耐久財受注 
  • 米   10月個人所得
  • 米   10月個人支出
  • 米   10月PCEコアデフレター
  • 米  11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
  • 米   10月中古住宅販売成約指数
  • 米   10月新築住宅販売件数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   11月シカゴ購買部協会景気指数



  • 11/27(木)

  • 独   独11月雇用統計
  • 独   独11月消費者物価指数
  • 欧   ユーロ圏10月マネーサプライ
  • 欧   ユーロ圏11月景況感指数
  • 欧   ユーロ圏11月消費者信頼感(改定値)
  • 米   株式、債券市場休場(感謝祭)



  • 11/28(金)

     
  • 日   10月消費者物価指数
  • 日   10月失業率
  • 日   10月鉱工業生産
  • 独   10月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏10月失業率
  • 欧   ユーロ圏11月消費者物価指数(速報値)
  • 米   株式、債券市場は短縮取引
  • 加   カナダ9月GDP



  •  


    11/29(土)

  • G20(オーストラリ、ブリスベーン)
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。