今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/5〜 1/9)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  118.50 〜 122.00
ユーロ/円 ・・・  142.00 〜 147.00
豪ドル/円 ・・・  96.00 〜 99.00
2015年が始まりました。


昨年の値動きを振り返ってみると、ドル円の底値は100円75銭、高値は121円85銭でした。


値幅では約21円動いたことになり、かなりの値幅でした。


しかも、夏場以降はほぼ一方的な「ドル高円安」傾向で、民間の調査でも儲かった投資家は多かったとか。





「米国の一人勝ち」が鮮明になり、利上げのタイミングもカウントダウンできる状況になる一方、日本では


日銀がサプライズの「追加緩和」を実施したことが、円売りに拍車を掛ける結果になりました。


日米の金融政策の方向性の違いがより明確になり、ドル買い円売りが進んだものです。





さて今年はどうでしょう。


基本的には上述のように、利上げに向かう米国と、さらなる追加緩和観測さえくすぶる日本との差が、ドル買いを


優勢なものにしそうです。


従って、基本はドルロングで攻める戦略でいいのではないかと思います。


既に格メディアでも多くの専門家が125円から130円程度のドル高を予想しています


私も、個人的には米国の利上げ多少遅れるものの、125円から28円程度までのドル高はあり得ると予想しています。





ただし、昨年のちょうどこの時期の動きも忘れることが出来ません。


ほとんど多くの専門化が、年初105円45銭まで進んだドル高が一段と進むと予想し、すぐにでも110円は実現すると、


非常に楽観的だったことです。


ドル円は年初の105円45銭を高値に、1ヶ月後には100円台まで下落し、再び105円台に戻るのに


それから実に8ヵ月後の9月初めでした。





同じことが起こるというわけではありませんが、ややドルに対する楽観的な見方が酷似していることから、注意するに


超したことはありません。


実際、市場に点在するリスクは少なくはありません。


原油価格の下落傾向に加え、米政策策金利引き上げもリスクとみなすこともできます。


さらに、中国の景気減速もリスクでしょう。


地政学的リスクを挙げれば、ロシア、ウクライナ、さらにはイスラム国も含むことができます。





米国の利上げに伴って株式市場は債券市場がどのような反応を示すかにも注意が必要です。


ドル高トレンドは続くと予想しながらも、昨年のようは「ご一同さん全てが儲かる」相場ではなく、「先着何名様限定。」


そんな難しい展開かもしれません。





そんな荒れ相場の第一弾が今週です。


米国では、FOMC議事録に雇用統計があります。


ユーロ圏では量的緩和への実施につながる消費者物価指数が発表されるなど、材料が目白押しです。









■ 今週の注目材料 ■



1/5(月)

  • 独   独12月消費者物価指数(速報値)    
  • 英   英12月建設業PMI



  • 1/6(火)

  • 豪   豪11月貿易収支
  • 日   12月マネタリーベース
  • 英   英12月サービス業PMI
  • 米   12月ISM非製造業景況指数



  • 1/7(水)

  • 独   独12月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏11月失業率
  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(速報値)
  • 米   12月ADP雇用者数
  • 米   12月貿易収支
  • 米   FOMC議事録(12月16、17日分)  



  • 1/8(木)

  • 欧   ユーロ圏11月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏11月生産者物価指数
  • 英   BOE金融政策発表
  • 米   新規失業保険申請件数



  • 1/9(金)

  • 豪   豪11月小売売上高
  • 日   11月景気動向指数
  • 中   中国 12月消費者物価指数
  • 中   中国 12月生産者物価指数
  • 独   独11月鉱工業生産
  • 独   独11月貿易収支
  • 独   独11月経常収支
  • 英   英11月鉱工業生産
  • 米   12月雇用統計
  • 加   カナダ12月住宅着工件数
  • 加   カナダ12月失業率



  •  


    1/10(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。