今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/12〜 1/16)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  116.00 〜 120.00
ユーロ/円 ・・・  137 〜 142.00
豪ドル/円 ・・・  95.00 〜 99.00
ドル円は今年に入ってからは120円台を頭に、上値の重い展開が続いています。


特に先週金曜日の雇用統計発表後の反応には、多くの個人投資家の方々が驚かれたのでないでしょうか。


「失業率5.6%」、「非農業部門雇用者数25.2万人」、さらに11月分と10月分が共に上方修正され、


ドルが売られる材料は見当たりませんでした。





市場が注目したのが、「平均時給24.57ドル」という数字で、これが先月比0.2%低下し、2013年


7月以来の低水準だったことでした。


雇用者数は増えてはいるものの、賃金が上昇しないことに景気の先行き懸念を強めたということです。


ダウは平均株価は170ドル下落し、安全資産の債券が買いを集め金利が低下。


ドル円はあっさり119円台を割りこみ、118円台半ばまで円高が進んでいます。





こうなるといやがうえにも、昨年のドル急落を思い起こします。


年明けからドル高が続き、一段のドル高を予想する中、ドル円は105円台半ばから100円台後半まで下落し、


元の水準に戻ったのが8月の後半でした。


今回も、FRBによる年内の利上げ観測を背景に121円85銭まで急激な安が進み、それ以降上値を徐々に


切り下げており、連休明けの12日には約1ヶ月ぶりに117円台までドル安が進行しました。





個人的には上記「平均時給」の低下が、利上げスジュールを大きく後退させるほどの材料にはならないのでは


ないかと予想しています。


カギを握るのは、やはり原油価格がどこで下げ止まるかということでしょう。


原油安から米国株が下げ、さらに資金が株から債券に流れることで米金利が低下し、ドル下落圧力になっています。





原油安が世界的な景気に実際どような影響を与え、それが、例えば米国にとっても悪影響だけならば話は別ですが、


そなあことはありません。


しっかりと見極める必要があります。


原油安は多くの米国民にとって「減税」と同じ効果があり、事実米国では自動車販売が好調です。


いずれ個人消費という形で効果が出てくれば、原油安も悪くないといった状況もあるのではないかと思います。









■ 今週の注目材料 ■



1/12(月)

  • 日   東京市場休場(成人の日)
  • 中   中国 12月マネーサプライ
  • 英   英12月消費者物価指数
  • 米   12月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米  企業決算 → アルコア
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演



  • 1/13(火)

  • 日   11月国際収支  
  • 日   12月景気ウォッチャー調査
  • 中   中国 12月貿易収支
  • 米   12月財政収支
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演 



  • 1/14(水)

  • 日   12月マネーストック
  • 欧   ユーロ圏11月鉱工業生産
  • 欧   ドラギECB総裁とメルケル首相、ショイブレ財務相非公式経済会儀に出席
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   12月小売売上高 
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → JPモルガン・チャース、ウェルズ・ファーゴ



  • 1/15(木)

  • 豪   豪12月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏11月貿易収支
  • 米  1月NY連銀製造業景気指数
  • 米   12月生産者物価指数
  • 米   1月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米  企業決算 → ブラックロック、BOA、シティーグループ、インテル



  • 1/16(金)

  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(改定値)
  • 米   12月消費者物価指数
  • 米   12月鉱工業生産 
  • 米  1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値 )
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → ゴールドマンサックス



  •  


    1/10(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。