今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/26〜 1/30)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  115.50 〜 119.50
ユーロ/円 ・・・  130,00 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・  92.00 〜 96.00
ドル円は年初来115−120円のレンジがどちらも抜け切れず、やや膠着間も強まってきました。


昨年も2月から8月中旬にかけて、101−103円の極めて狭いレンジ゙内相場が続いたことが思いおこされます。


ただこれまでの動きを見ていると、レンジ内ながらも値幅がそこそこ出ています。


連日1円から1円50銭ほどの値動きがあり、ボラティリティも昨年程低下していません。


スイス中銀の上限撤廃や、ECBの大規模な量的緩和の決定あるいは、原油価格の急落など、それなりに


ドル円相場に影響を与える現象が多いことが背景です。


また今年はFRBによる利上げも想定されており、利上げのタイミングを巡っては相場が大きく変動している


ことも挙げられます。


個人的にも、昨年のような「超べた凪相場」には陥らないと予想しています。





先週は市場予想通りECBが緩和策を発表しました。


ユーロドルはその発表を受けて1.1前後までユーロ安が進み、対円でも130円ギリギリの水準までユーロが


売られました。


日曜日には、こちらもユーロの波乱要因と見らていたギリシャの総選挙で、急進・左派連合が勝利を収めました。


しかし、市場はこれで足元のユーロ悪材料が出尽くしたと見て、ユーロ買い戻しに転じ、ユーロドルは1.14台まで、


ユーロ円も134円台まで反発しました。


ユーロに対する総悲観とユーロ売りのポジションが積み上がったことを考えれば、想定内の動きと言えるでしょう





ユーロに関しては、まだ先行き不透明感が存在しています。


ツィプラス党首率いる親政権が、EUなどとどこまで折り合いをつけるかが注目されます。


緊縮財政を公約に掲げて勝利したわけですから、そう簡単に振り上げた刀を収めるわけにはいきません。


一方で、ドイツを中心に緊縮財政をという前政権の公約を遵守するという条件で、ECBなどが今後の支援に応じる


ということを表明しています。


交渉の経過が注目されます。





今週は、 米国では10−12月期GDP速報値や、FOMC声明文が発表されます。


いずれも、米景気の現状を知る上では極めて重要であり、今後の利上げのタイミングにも影響を与えます。


利上げは早まるという見方が強まればドル高に振れ、反対に後ずれするようだとドル売りで反応します。


115−120円のレンジをブレイクするきっかけになるかもしれません。









■ 今週の注目材料 ■



1/26(月)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(12月18、19日分)
  • 日   12月貿易収支
  • 独   独1月IFO景況指数
  • 米   議会予算局、財政・経済見通し発表



  • 1/27(火)

  • 中   中国 12月工業生産
  • 中   中国 12月景気先行指数
  • 英   英10−12月期GDP(速報値)
  • 米   12月耐久財受注
  • 米   11月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   12月新築住宅販売件数
  • 米   1月消費者信頼感指数
  • 米   1月リッチモンド連銀製造業指数



  • 1/28(水)

  • 豪   豪10−12月消費者物価指数
  • 米   FOMC政策金利発表



  • 1/29(木)

  • 独   独1月雇用統計
  • 独   独1月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏12月マネーサプライ
  • 欧   ユーロ圏1月景況感指数
  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(改定値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   12月中古住宅販売成約指数



  • 1/30(金)

  • 豪   豪第4四半期生産者物価指数
  • 日   12月消費者物価指数
  • 日   12月失業率
  • 日   12月鉱工業生産
  • 独   独12月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏1月失業率
  • 欧   ユーロ圏1月消費者物価指数(速報値)
  • 米   10−12月期GDP(速報値 )
  • 米   1月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米  1月ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値)
  • 加   カナダ11月GDP


     


    2/1(日)

  • 中   中国 1月非製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 1月製造業PMI(速報値)
    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。