今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/2〜 2/6)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  115.00 〜 119.00
ユーロ/円 ・・・  130,00 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・  89.00 〜 93.00
2015年も1ヶ月が過ぎました。


「月足」では2日の始まり値よりも、30日の引け値の方が低かったことから「陰線」を描くことになりました。


2015年の大まかな相場観は、昨年同様「ドル高」とする声が圧倒的に多く、125円以上の円安、あるいは


一部には130円を超えるという大幅な円安を予想する声もあるなか、なかなか円安へのステップを踏み切れて


いません。





上述のように、1月が「陰線」で始まったのも昨年と同様ですが、大幅な円安が予想されている中、円安が


進まなかったのも昨年と同様です。


ここまでは、昨年と同じ道を歩んでいるようにも思えます。


言うまでもなく、昨年は8月後半までこのよう状況が続き、10月末のサプライズ緩和で一気に、120円台まで


円安がすすんだわけです。





今年、同じようにサプライズ緩和で大きく円安に振れるのでしょうか?


個人的には十分期待はも持てると思いますが、足許では日銀が国債の7−8割り方を買い占めている現状では


その手段が問われることになります。


黒田総裁は事あるごとに、「様々な方法がある」と述べていますが、ある程度の資金を市場に供給することを考えたら


それほど手段はないように思えますが、どうなんでしょうか。





ドル円は、先週末に発表された米第4四半期GDPが市場予想に届かなかったことで117円台前半まで


ドル安が進み、さらに日曜日に発表された中国のPMIが「50」を割り込んだことから、週明けの


オセアニアではさらにドル売りが進んで、一時116円半ばまで円が買われています。


もっとも、その後の東京市場では、先週までの動きと同様に「ドル買い意欲」が強く、117円台後半まで


反発しており、すぐに115円を試すという地合いでもないように見えます。





それでもしばらくは、どちらかといえばドルの下値を試す展開が続くと予想しています。


「日足」チャートでは一目均衡表の遅行スパンがローソク足を完全に下抜けしている点と、上値は「雲の上限」


で見事に蓋をされているのが確認できます。


現在その雲を上抜けするには119円30銭をしっかりと抜く必要があり、米長期金利の低下傾向や、ギリシャの


債務問題を考えると、下値を試すことも十分考えられます。





116円台半ばや、115円台半ばがサポートラインと見られますが、今週末の 雇用統計の結果次第では


その水準も、あるいは上記119円の水準も、どちらも試すことも考えられます。


そして、今回の雇用者数も23.1万人と予想されており、市場の注目は「雇用の質」に移ります。


注目されるのが「平均時給」です。


今回の予想は「+0.3%」で、先月の「−0.2%」から大幅に改善していると見られています。


この数字が上振れるか、下振れるかで方向が決まってきそうです。









■ 今週の注目材料 ■



2/2(月)

  • 中   中国 1月HSBC製造業PMI(改定値)
  • 独   独1月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1月製造業PMI(改定値)
  • 英   英1月製造業PMI
  • 米   オバマ大統領が2016年度の予算教書を議会に提出
  • 米   12月個人所得
  • 米   12月個人支出
  • 米   12月PCEコアデフレター
  • 米   1月ISM非製造業景況指数



  • 2/3(火)

  • 豪   豪12月貿易収支
  • 豪   豪12月住宅建設許可件数
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 日   1月マネタリーベース
  • 欧   ユーロ圏12月生産者物価指数
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 2/4(水)

  • 日   岩田日銀副総裁 講演と記者会見
  • 中   中国 1月HSBC非製造業PMI(速報値)
  • 独   独11月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1月非製造業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏12月小売売上高
  • 英   英1月サービス業PMI
  • 米   1月ADP雇用者数
  • 米   1月ISM非製造業景況指数
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演



  • 2/5(木)

  • 日   12月景気動向指数
  • 豪   豪12月小売売上高
  • 独   独1月鉱工業生産
  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   12月貿易収支
  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演
  • 加   カナダ1月失業率



  • 2/6(金)

  • 米   12月消費者信用残高
  • 米   1月雇用統計
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演


     


    2/7(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。