今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/16〜 2/20)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  117.00 〜 120.00
ユーロ/円 ・・・  132,00 〜 137.00
豪ドル/円 ・・・  91.00 〜 94.00
良好な雇用統計を受け、ドル円は先週水曜日には約2ヵ月ぶりに120円台半ばまでドル高が進みました。


しかし、翌日の夕方、ブルームバーグニュースが「日銀内部でさらなる緩和策を実施しこれ以上の円安は、消費マインド


にマイナス」との見方が広がっていると、関係者の話として報じました。


このニュースをきっかけに、ドル円は120円台前半から118円70銭台まで一気に売られ、その後も多少値を


戻すことはあっても、120円台に届いてはいません。


水準を大きく替えるニュースだったといえます。





市場には根強い「緩和期待」があり、今回のニュースはその期待を打ち消すものですが、これまでの黒田総裁の


発言を考えると、その意見は日銀を代表するものとは思えません。


今朝発表された10−12月期のGDPも、3四半期ぶりのプラス成長を示しましたが、事前予想を下回っています。


来週27日に発表される1月の消費者物価指数はゼロ近辺になるとの予想もあり、2%の物価上昇との兼ね合い


にを考えても、緩和観測は否定できないと思います。





17日から18日に掛けて日銀金融政策決定会合が開催されます。政策変更はないと思われますが、上記ニュース


の整合性を確認するという意味で、会合後の黒田総裁の記者会見は注目されます。


「必要とあらば躊躇なく行動する」という、これまでの発言を繰り返す可能性は高いと予想しています。





そして18日には、米国でFOMC議事録を公表されます。


前回1月17−18日の議事録ですが、この時には「相当な期間」という文言が外され、それでも今後数回の


の会合での利上げはないことが確認された会合でした。


利上げに向けたより詳細の議論が明らかになります。


イエレン議長は、24日に議会証言を行うため、この議事録の内容と、それに続くイエレン議長の証言で、6月利上げが


実際にあるのかどうかの方向性が見えてくるのではないでしょうか。





ドル円は再び明確なトレンドを失いつつあります。


119円台を定着させる力があれば、再度120円をテストすると見ていますが、それでも強い上昇トレンド


がすぐに現れるとも思えません。


またしばらくも見合いを続け、その後米利上げに確信がもてるようになったら、本格的な上昇に転じるのでは


ないでしょうか。












■ 今週の注目材料 ■



2/16(月)

  • 日   10−12月GDP(速報値)
  • 欧   ユーロ圏12月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
  • 米 株式、債券市場休場 (プレジデンツデー)



  • 2/17(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 独   独2月ZEW景況感指数
  • 欧   EU財務相理事会(ブリュッセル)
  • 英   英1月消費者物価指数
  • 米  2月NY連銀製造業景気指数
  • 米   2月NAHB住宅市場指数
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演



  • 2/18(水)

  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見 
  • 英   1月失業率
  • 英   BOE議事録
  • 米   FOMC議事録(1月27、28日分)
  • 米   1月住宅着工件数
  • 米   1月建設許可件数
  • 米   1月生産者物価指数
  • 米   1月鉱工業生産
  • 米   パウエル・FRB理事講演


    2/19(木)

  • 日   1月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏2月消費者信頼感(速報値)
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   1月景気先行指標総合指数
  • 米   2月フィラデルフィア連銀景況指数



  • 2/20(金)

  • 独   独1月生産者物価指数
  • 独   独2月製造業PMI(速報値)
  • 独   独2月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏2月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏2月非製造業PMI(速報値) 
  • 英   英1月小売売上高 
  • 加   カナダ12月小売売上高


     


    2/21(土)


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。